舞台幕が上がる。
千秋楽無事終えました。
1日から始まって約一ヶ月間。全27公演。
長いよーで短かったなー。そして色んなことがあったなー。
がるるについて。みんなに「まんまじゃん」ってよく言われてて、確かに似てる部分があるからこそ、役になりきれない部分があったりした。
ムードメーカーってなんだろう。がるるについてたくさん考えさせられた。
台本も全然覚えらんないし、自由な動きもなかなかできないし。成田役の井上みなみちゃんが台本の読み合わせやらなんやかんやお世話してくれたんだよ。
ゲネの日まで本当間違えてばっかだった。

だから初日は緊張に押しつぶされそーだったし、物事が思うように上手くいかなくて自分に嫌気さしてたのね。でもいつも袖に居てくれるスタッフさんのある言葉に救われた。
「どんなときも笑顔でね。私れにちゃんの笑顔大好き。」って。そっからなんかが変わったってゆーか、その言葉を忘れちゃダメだって。

ライブとかはみんな揃って同時スタートだけど、舞台は違って私は0場からのスタートだったから他の人より早くてなきゃいけなくて、だから孤独の緊張感だったけど、いつも袖に居るスタッフさん、八木役の坂倉さんに救われてた。何分前からか高田もね!
色んなお話した。
スタッフさんはいつも背中をポンって私をステージに押し出してくれるし、八木ちゃんは私がはけた先に居てくれてギュって抱きしめてくれるし、今日なんてギュってやったら涙が我慢できなくなって離れらんなくなった。だから八木ちゃんとスタッフさんとみんなでもらい泣き。みたくなったw
高田とも今日は抱き合って泣いた。いつもはツボの魔法なんだ!27公演ちゃんと公演高田は私に魔法をかけてくれた。

本当みんなと過ごしてきたことが忘れられなくて、大事なことたくさん学んだ。
舞台の楽しさたくさん教えてもらった。
苦戦した部分も、日々の生活の中に色んなキーワードが隠されてて理解につながった。これも一つの縁だよ。
私は本当にカンパネルラのお父さんの気持ちがわかんなかった。なんで自分の子どもの死を受け入れられるのか。
でもねある日女川町から高政社長がきてくれて、「女川町の復興ドキュメンタリーをやるから観てくれ」って。それで観たの。そしたら仲間が頑張っている姿もみれたし、私が伸び悩んでいたカンパネルラのお父さんの気持ちがわかった。
だから本当私にとってそれは縁だったなって。
私、本当に舞台大好きだ。自分じゃない誰かになって、その誰かが音には表せなかったことを、私がなりきって代わりに音にする。責任重大だけど、とてもやりがいがあるし、できてもできなくても、それを実感できることが、すごい楽しいと思う。
もっともっと誰かの思いを高城の言葉で高城の口から届けたいと思う。

そして部員のみんなとスタッフさんと観客のみなさん、本当に感謝の気持ちと、大好きの気持ちでいっぱいです。いつも助けてくれてありがとう!
そして途中公演の0場ででてきてくれたグッチ役ムロツヨシさん、滝田先生役の志賀廣太郎さん、がるるのおじいちゃん役の鶴瓶師匠もありがとうございました!

終わりがあるから始まりがある。
この一ヶ月間のことは私にとって必ずなにかに繋がる。その何かが、始まりだよね!

よし、また、頑張ろう!
関わってくれたみなさん、本当に大好きです!
ありがとうございました!
がるるを世界一愛する高城れにより