こんにちは。haru's Angle編集・発行人の向井治之です。

冬から春へ季節は変わり、しかもかなり暑い日もあった4月が終わり、新緑の季節である5月に突入です。

今月も様々なニュースや話題をお伝えしてまいります。今月最初の話題はブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが亡くなった事が明らかになりました。このニュースをお伝え致します。

 

ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが亡くなりました。ユミカツラインターナショナルが昨日(30日)、公式instagramで発表しました。94歳でした。

 

 

同社は投稿で「桂由美に感謝を込めて―」として、「株式会社ユミカツラインターナショナルは、1965年以来ユミカツラのクリエイティブディレクターを務めてきた桂由美(かつら・ゆみ/94歳)の逝去を発表致します」と発表しました。

 

発表で同社はこれまでの活動を振り返り「数々の困難を乗り越えながら、実業家として、変革者として、"婚礼衣装の選択肢を増やしたい"とブライダル改革を起こし続けた桂由美の功績に触れることなしには日本のブライダルは語ることが出来ないでしょう」とコメント。手がけた多くのドレスについて「多くの花嫁様を輝かせ、かつてない自信と感動を届け、新しいクリエイションを生み出し続けてきたことは忘れてはなりません」と偲びました。

 

また同社の常務執行役員・鞍野貴幸さんは「桂由美は、誰よりも花嫁を美しくする事に寄り添い、日本のブライダル文化の発展を願い、そしてユミカツラを愛していました。そのあくなき挑戦を続けるマインドによって、誰もが想像しなかった未来を切り拓き、数多の遺産を残してきました。1965年から今日までの60年間並々ならぬ情熱をささげてこられた桂由美氏の遺志を受け継ぎ、ユミカツラとして100年続く企業を目指します」と言葉を寄せました。

 

今後は、デザイナーで30年以上桂さんの右腕としてクリエイションしてきた藤原綾子さん・森永幸徳さん・飯野恵子さんの3人が率いる「ユミカツラ」のクリエイティブチームが、「桂由美の想いと遺産が生き続けるよう、後任としてコレクションの制作を託されました」とし、「ユミカツラは、心より哀悼の意を表しますと共に、ご冥福を心よりお祈り申し上げます」と綴っています。

 

桂さんは1930年生まれ、東京都出身。前回の東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)、赤坂に日本初のブライダル専門店をオープン。ファッションブランド「ユミカツラ」創業者兼デザイナーとして、世界的に活躍。日本にウエディングドレス文化を浸透させ、働く女性実業家の先駆けとなりました。

 

ブライダルファッションデザイナー・桂由美さん 死去

享年94

 

という訳で、日本のブライダルファッションデザイナーの草分け的存在でもあった桂由美さんが亡くなった事が明らかになりました。

 

数多くの芸能人を始めとしてブライダルファッションデザイナーとして日本で初めての専門ブランドを立ち上げ、活躍されてきました。

 

桂さんの訃報を受け、今年2月に放送されたスペシャルドラマで桂さん役を演じた高梨臨さんや菊地亜美さん、神田うのさん、更に声優の折笠愛さん、歌手・DAIGOさんなども追悼のコメントを寄せているということです。

 

日本にブライダルファッションという世界を確立させた桂由美さん。

また一人昭和を代表する方がいなくなってしまいました。

 

桂由美さんのご冥福をお祈り申し上げます。