有安杏果がももいろクローバーZから卒業して、一週間ちょっと経ちました。

 

曲がりなりにも、ももクロのファンを名乗らせて頂いている以上、

そしてこういったブログを立ち上げている以上、

このことに触れないわけには行かない、

と思いながらも、何をどう言葉にしたら良いか分からず、

ただただ時間だけが過ぎてしまいました。

 

今更感満載だし、もう素晴らしい文章を書いてらっしゃる方が

何人もいるので、自分が今更何か書いたところでという気持ちも

ありつつ。

 

でも何かしら書き残しておきたい。

 

今から書くことは、本当に、私の個人的な思い、一時の感情でしかない。

一週間後には既に変わっているかも知れない。

そんな程度のものです。

 

でも。

 

今回の、このことがあったときの感情を、その記憶がまだ鮮明なうちに、記録として留めて置きたい、ただそれだけです。

 

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1月15日、私は神奈川県の川崎大師にいました。

元来、信仰心のかけらもない人間なのですが、年始早々インフルエンザにかかって

苦しんだこともあり、

「やっぱり、厄年なのか」

などと柄にもないことを考えて厄除けに来ていたのでした。

 

祈祷が終わり、お札を貰う列に並ぼうとしていた、まさにその時。

一本の通知が届いたのです。

 

それは、杏果のブログの更新通知。

「卒業します」という彼女自身の言葉でした。

 

全く理解ができませんでした。

 

「なぜ?どうして?」

 

それだけが頭の中で鳴り響いていました。

 

平静を装ってはいましたが、恐らく手足は震えていたと思います。

なんとかお札を受け取って、足早に人混みから離れトイレに駆け込みました。

そして何度か彼女のブログを読み返し、TwitterのTLを眺め、何が起こっているのか

現実を受け止めようとしました。

でも、できません。

ただただ、涙が溢れてきて泣き崩れたのでした。

 

発表があってから2、3日は、ただもう悲しい、悔しいというだけでした。

「ふんどし」の動画を見ても、Abemaや各局の情報番組を見ても晴れることはありませんでした。むしろ杏果の吹っ切れたような表情と、悲しみを押し殺すように自らの感情にふたをして必死に明るく振る舞おうとしている(ように私には見えた)他の四人の表情の落差が痛々しく、見ていて辛かった。

特にリーダー百田夏菜子が時折見せる寂しそうな表情が何とも辛く悲しかった。

 

山ちゃんの「不毛な議論」や吉田アナ(ゴボウ)の「ミュ〜コミ+プラス」を聴いてから少し気持ちが変わったような気がする。

 

山ちゃんにはリラックスしたメンバーの声を、

ゴボウさんには、「疲れた」という杏果の本音を

引き出していただいた。

 

徐々に「悲しい」「辛い」だけの気持ちから、現実を見よう、

理由はどうあれ杏果が卒業してしまう事実は変わらない。

ならば、最後のももクロの有安杏果の姿を焼き付けよう、という

ように変わっていった気がします。

 

杏果からも最後の宿題が出されたり、

ラストライブのチケット販売が開始されたりして、

あの時はこうだったなぁ、あんなこともあったなぁと

杏果との思い出を振り返りながら、21日のライブへ向けて

過ごすようになって行きました。

 

ももクロの動画を漁るようになって最初に嵌った

杏果の「うどん食べたぁ〜」の動画

 

涙なしには観られなかった

2011年女祭りの「コノウタ」の映像

 

初めて現場に行ったとき

自分に一番近いお立ち台で

「ありがとうのプレゼント」を歌ってくれた杏果

 

エコパで、目の前でバキューン(狙い撃ち)ポーズ

を決めてくれた杏果

 

横アリでの初のソロコンサート

座席に置かれた12歳の杏果からのお手紙

 

そして国際フォーラムでの素晴らしいライブ

色えんぴつの衝撃

 

どれも素敵な思い出

 

やっぱり寂しい・・・

 

素直に送り出すことなんて、まだできないよ・・・

 

結局その気持ちのまま

幕張まで行ってしまった感じ。

 

幕張での最後の5人でのライブ。

幸運にも中に入ることを許された自分。

OPのVTRからすでに泣いていた。

 

ああ、これが5人最後のZ伝説だ。

未来へススメも最後

Wordsの口上も・・・

 

一つ一つが最後、そんな思いで観ていました。

 

そして、卒業セレモニー。

 

メンバーからの挨拶に本当に涙した。

夏菜子が「10周年は5人で迎えたかった」

と言った時の会場全体から沸き起こるすすり泣き。

3万人が同時に泣くという光景は、後にも先にもないだろう。

 

4人が杏果に送った「新しい青空へ」

♪空が好きだったあなた

もうこのフレーズだけで号泣してしまって、

歌声が頭に入ってこない。

 

杏果からの最後の挨拶で

「奇跡の5人と言われるけど、私はそう思ったことはなくて

 4人とモノノフさんで奇跡の5人です」

という発言があって。

 

もう他にも多くの人が書いているから、

あえて言う必要もないのかも知れないけど。

 

杏果。

やっぱりそれは違うよ。

謙遜なのかも知れないけど、

ももクロはやはりあなたを入れた5人で一つだった。

 

数々の試練を乗り越えてきた、というだけじゃない。

個性溢れる5人の絶妙なバランスが産み出してきた奇跡だったんだ。

 

この前のUnpllugedを科学するでもやっていたけど、

歌声にも絶妙のバランスが備わっているって。

 

ダンスやパフォーマンスやバラエティ能力だってそう。

その魅力がなかったらモノノフはついて来なかった。

僕はそう思っている。

 

だから、あの言葉を聞いた時は、本当に寂しかった。

悲しかった。

ももクロに対して抱いていた想いを、

他でもない、ももクロにいるあなたから打ち消され

てしまったのだから。

 

ライブ後はその気持ちをずっと引きずっていて。

吹っ切ることができるかとも思ったけど、

むしろ余計寂しさが増してしまったのです。

 

 

なのに翌日の「ふんどし」でわちゃわちゃしている4人を観て

笑っている自分。

 

単純だな。。。実に。

 

おっぱいは正義だ。

 

 

一週間ちょっと経って、4人の映像を見ると

杏果がちょっとお休みしているだけ

なんじゃないかって思えてしまう。

 

今インフルエンザか何かでお休み中で

またすぐ戻ってくるような、それだけのように

思えてしまいます。

 

結局、まだ現実を受け入れきれてないんですよね。自分は。

 

恐らくライブとかステージを見るともっと現実味を帯びてくる

のかも知れない。

杏果のいない歌い分け、杏果のいないライブを観て

恐らく、「絶妙なバランス」が崩れたももクロを観て

いやというほど現実を突きつけられるんだと思います。

 

そこから何が生まれてくるか、

私はこれからも見届けて行きたいと思います。

 

杏果のことは、まあもう一般の方ですから。

どこかで幸せになってくれたらと思うようにして。

そして、もし、欲を言わせてもらうなら、またどこかで

会えることを期待して。

 

ももクロには

「杏果にあの時やめなきゃよかったって思って貰えるくらい

(あーりん)」

これからも輝き続けて欲しい。

 

その輝きをずっと観続けられるように。

これからも彼女達に付いて行こうと思っています。