ブログの存在を忘れておりました。


お久しぶりです。


まあ、読んでる人なんてどうせいないんで、独り言ですけどね。


ももクロさんの5枚目のアルバム「MOMOIRO CLOVER Z」が5/17に発売されました。

一通り聴いてみての雑感はツイッターにも載せてますが一応こちらにも書いておこうかと。

個別の曲の感想も追加で書いていこうと思います。



一曲一曲ももちろん良いのだが、アルバムの流れが実に良く練られている。

M1.ロードショー、M2.The Diamond Four のパーティーが始まるかようなお祭り感。ももクロのライブが始まる前の興奮にも似た楽しさを感じる。

M3.GODSPEED、アルバム唯一と言っても良いアイドルらしい楽曲で颯爽と駆け抜けた4人はM4.あんた飛ばしすぎ!では180度真逆の過激さで暴れまくる。M5.魂のたべものでぐっと緊張感を感じた後はM6.Re:Storyでホッとひと息つかせる。

緩急をつけたバラエティに富んだ楽曲が並び、聴いている者を飽きさせない。
M9.MORE WE DO!はクセになるカオス感。M10.レディ・メイで聴かせるブルージーなボーカルはまさに新境地。

様々な音楽がまるで人の心の中に渦巻く様々な感情を表現するかの如く縦横無尽にこだまする。まさに人生そのものを表すかのような構成。ラストM13.The Showの優しく語りかけるような歌い方、「人生というショー楽しみましょう」という歌詞に聴く者は涙するだろう。

これほどまでに幅広いジャンルの音楽を聴かせてくれるアーティストが今の日本にいるだろうか?
フォーク村などで様々な音楽に触れ、音楽以外にもあらゆる方向に貪欲に取り組んできた経験がこのアルバムに結実しているように思える。
アイドルだからこそ、ももクロだからこそなし得た境地ではないだろうか。

そしてその根底に流れるのは圧倒的な「自己の生の肯定」である。人生に迷ったり絶望することもあるけど、自分らしく生きようよ、人生を大いに楽しもうよ、そう語りかけてくるのである。彼女達を見ている時の幸福感。それがこのアルバムには溢れている。

ファンは必聴として、ももクロファン以外の人には是非グループ名を明かさずに聴いて欲しい。そして、それがももクロの楽曲と知った時、彼女達の到達した高みに多いに驚くがいい!


今のところ個人的なお気に入りは、M7.リバイバル、M9.MORE WE DO!だろうか。

リバイバルの中国っぽいメロディと弾むような歌い方がとても気持ちよい。
Bメロの 「僕だけにしかできないこと〜」
はじめ玉さんが目立つような感じだが、2番のAメロのあーりんやサビ前のれにちゃん、ラップパートの夏菜子もいい。(結局みんないいんじゃん)
ダンサブルな曲だから、振り付きで是非見たい曲。

MORE WE DO!はなんじゃこりゃ?笑
アレンジぶっ壊れてる、そしてクセになるリフレイン。れにちゃんの高音ボーカルが心地よい。
でも歌詞読むと
「このままどこまで行けるかなんて  答えならいらない」とか「自分探す 泣く泣くってさ あたりまえにつまんなくない?」とか
いいこと言ってるんだよな。
もっともっとできる!どこまでも行けるって
まさにももクロの曲って感じじゃないか。

レディ・メイもいいな。パンチのある歌い方っていうか、がなる感じの声に意図的にしてるのかな。夏菜子の低音が注目されるが冒頭の玉さん、あーりんのサビもいい。この曲のために声潰してレコーディングしたんだとしたら大したプロ根性だ。(違ってたらすみません)

The Show はカバー曲らしいがももクロの歌い方があまりに優しく、ホロリと涙溢れる良曲。
それだけにラストの
「I want my money back(私のお金返して)」がものすごい違和感(笑)

原曲の解説をしてるブログ等を読むと、
「(人生というショーに出るために支払った)お金を返して欲しい」って言ってる多くの人達に
「ただ人生を楽しみましょうよ」と歌い手が言っている、ということなんだとか。

配信曲ならSweet Wanderer と 天国のでたらめも相変わらず好き。ゆるーい感じのワンダラーみたいな曲、ひと昔前の自分だったら聴く耳さえ持たなかったはずだが、これが心地よく聴けるんだからももクロはすごい(いやただ単に歳取っただけかも)

そしてギリアイドル曲のGODSPEEDでフッフゥー&フワフワ入れたくなる自分はやっぱりアイドルソングが大好きなんだなと再確認させられるのです。(なんならイェッタイガーも言いた…以下略)

最後に令和ニッポン万歳、この歳になっても変わらずこの手の曲が歌えるももクロはやっぱりすごい。青春ツアーや以前のニッポン万歳発表以降にできた思い出が追加された歌詞となっていて4人の成長も一緒に振り返ることができる。
たまにSAGAとか関係ないのあるけれど笑