演歌とは | 「ハンブルグの黒い霧」は師匠の技

演歌とは

最近観ている番組『正解の無いクイズ』。

タイトル通り正解の無いクイズを出題し、それを天才奇人変人さんと答えを考える番組で、哲学をバラエティ化したものって感じかな。


 

先日放送の問題は『演歌を20代に普及させる方法を考えてください』というものだった。

「演歌を漫画にする」や「あいみょんに演歌を歌わせる」といった回答があるなか、とても面白いなと思ったのが「演歌はすでに普及している」という回答だった。

他にも似たようなのがあったんだけど、演歌の定義が曖昧なのでJ-POPも演歌の一種と考えられるといった感じかな。

自分の想像する演歌歌手は北島三郎。

もちろん他にもたくさんいるけれど、これは演歌?と思える曲を歌う演歌歌手もいる。

特に最近売れている(歌番組に出ている)人なんかは歌謡曲っぽくも聞こえるんだよね。

その人たちの曲が若者に知られているかは別として、演歌の定義が曖昧だからこそ「演歌はすでに普及している」は面白い回答だった。



話変わって最近読んでいる本。

前から読んでみたかった矢沢永吉の『成りあがり』を入浴中に読んでいる。

幼い頃の話から始まり、今は最後のソロ活動の部分を読んでいる。

ここになかなか面白いことが書いてあった。

井上陽水の『氷の世界』がヒットしている理由を研究するためにレコードを購入したらしい。

結局明確な答えは見つからなかったが、見つけ出せたことはあったようだ。



ひとつだけわかったのは『演歌』だってこと。アレンジやなんかはちがうみたいだけど。歌、詩、心が、これは演歌だなと思った。



あ、演歌だ。

陽水さんを演歌歌手と思ったことはないし、『氷の世界』を演歌だと思ったこともない。

でも永ちゃんは違った。

内側の部分から演歌を感じ取っていた。



ということは、先程の『正解の無いクイズ』の問題の答えは「演歌はすでに普及している」かもしれない。