10月16日、厚生労働省から「介護保険最新情報」のVol.1178Vol.1179が発出されました。

 

「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目」の一部改正について、Vol.1178では改正の内容、Vol.1179ではQ&Aが書かれています。

 

この改正内容について、いろいろなご意見があろうかと思いますが、私の見解を書いてみようと思います。

 

 

総論を話すと全体的には好印象を受けました。項目のそれぞれに聴取すべき具体的な内容が書かれているからです。

「ケアマネジメントの標準化」に寄与すると思います。

誤解の無いように付け加えれば、「ケアマネジメントの標準化」というのは、「どの人も同じようなケアプラン」という意味ではなく、「ケアマネジャーによって仕事に差が出にくい」という意味で私はとらえています。

 

だから、おもにケアマネジャーになりたての新人さんの仕事を助けてくれると思います。

 

ケアマネジメントプロセスの中では「アセスメント」がいちばん大事だと私は常々言っていましたが、聞くべき項目がこれだけ網羅してあれば、抜け漏れもしにくいと思います。

優れたケアマネジャーなら、今回これだけ丁寧に項目が示されていなくても、前から聴取していた内容なので、今以上にアセスメントに手間が取られることはないでしょう。

 

また、どの利用者にもこれだけのことを聴取しなければいけないか?ということに対しては、Q&Aでは「否」と書かれていました。

 

「ケアマネジメントの質を向上させる」という言葉には違和感を感じている私ですが、「ケアマネジメントの標準化」に寄与する今回の一部改正は良い改正だと思います。

 

次回以降、各論を書いていこうと思います。

 

 

 

 

久しぶりにまじめにケアマネの記事を書いたような気がします(笑)