「課題分析標準項目」一部改正が示されて、今後「アセスメント」をこれに沿ってやっていけば情報の聞き漏らしもなくなり、ケアマネジャーの力のあるなしに関わらず、それなりのケアプランを作成することが可能になってくるのではないか、と想像します。

 

ケアマネジャーの当たり外れがなくなりそう、というのが私の”最初の”見解でした。

 

しかし、よくよく考えてみると、ケアマネジャーが聞き取る手間をなくして、利用者自身が、あるいはその家族が自分でPCに入力してAIに分析させれば、ケアプランができてしまうのではないか?と思いました。

 

そうなると、ケアマネジャーはいらなくなるし、ケアマネ不足は解消するなあ、と。

 

「だから、ケアマネジャーの今の仕事ぶりでは、AIにとって代わられる可能性は大いにあると思っています。」

と、「AIでケアマネジメントはどうなるか」で書いたことが、もう実際に実現されそうだと思ったのです。

 

……と、思っていたら、「日本介護支援専門員協会」の全国大会で厚生労働省は、「そのようなことは絶対にない」と言ったそうです。

 

え~、ほんとかな~。ケアマネの集まる場で「ケアマネはいらなくなります」って言えるはずがないもんね~。

 

厚生労働省の言うことは根拠のない口約束みたいなものですが、私も結論を言うと、「たぶん」無くなることはないと思います。

 

それをケアマネジメントおよびケアマネジャーの性質から考えてみたいと思います。次回最終回です。