現在の広辞苑の意味では、障害は「身体器官に何らかのさわりがあって機能を果たさないこと」である。これは「さわりがあるため障害というのは当たり前」というのだが、ではさわりとは何だろうか。さわりとは「さまたげ」である。かみ砕いて言えば、邪魔である


 ここで考えてみて欲しいのが、本当に障害者は邪魔な者なのかと言うこと。国全体、国民または障害者遺族、患者遺族(福祉の言葉を言えば利用者)は邪魔な者だから制度で排除しようとしてはいないか、邪魔だから就職で障害者雇用1~2%で邪魔な部分を抑えようとしてはないか。では、本当に国または企業(ありとあらゆる全ての企業)で働いている健常者は全て有能なのか、全てにおいて一人で出来るのかまたは出来たのか。


 今は大不況の真っ只中。もう一回障害について考えてみよう。