モノノフLv.1のブログ

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 表題どおり、超雑書き散らかし観賞記の舞台芝居編。10月は観賞したものが無かったので11月から。

 

11月

 

2日 5日

高井千帆 魔法歌劇 アルマギア

(北千住 シアター1010)

元ロッカジャポニカ→BOLT、浪江女子発組合にも所属していた、高井千帆・ちぃちゃんの、アイドル活動終了後としては2作目となる本作品は、題名から推察のとおり、いわゆる「2.5次元」モノの空想世界の群像劇で、劇中ミュージカルとは言わないまでも、歌唱で鼓舞したり、平静をもたらすなどの演出もあるという演劇。

超雑あらすじは、歌で魔力をためることができる姉と、その魔力を戦闘力に変えることができる妹が、同じ力を軍事に利用して、世界征服を目論む隣国から攻められて国のために戦う物語で、敵国の強力な魔力を持てる兵器化された女性が暴走、一方姉妹の国でも歌で争いを収める魔力を持つ兵器化したアンドロイドのような女性が開発されていて、おのおの死力を尽くす中、敵国は野望を前に、すべてを企む大佐と、暴走兵器の女性が倒れるが、姉妹も、自分たちと闘いをともにした仲間を行方不明にして、あらたな戦いに備えるため日々精進を続ける。

なんやこれ、ってくらい小生正直流れがつかめなかったけども、それはさておき、ちぃちゃんは妹の方を演じてほぼ主役。主役のお姉さん役は、太田奈緒さんという方で、この方小生知らなかったが元AKB48の方。横道侑里さんもそうだけど、AKB48卒業後に演劇している人が多いのよね。まあスタダもそうといえば同じだがw。ちぃちゃんは、声色を全編で、ちょっと地声より高めにするという、小生がいつも唸ることを2作目で早くも敢行。さすが根性だってある正統派アイドル、といわれたとおり頑固に全うしていたね。弓矢で敵を射る、って場面での、いやあーーーーって掛け声が、ちぃちゃんファンにはたまらなかったでしょうなw。最後、これからの闘いに備え修行するって決意で終わるんだけど、その表情は、序盤での弱弱しいものとは一変で、それはそれで表現としては素敵ながら、当時も今もだけど、現実世界で戦争が続いているだけに、舞台でも闘いはやむなし、ってのが個人的には切なすぎたな。他では、この後「降臨SOUL」で主役として拝見の反田葉月さんや、「イリスノワール禁樹のミエリ」で主役の星守紗凪さんをが出ていて、それぞれ既知だったね。また、元あの宝塚出身で、小生も前にボブジャックシアターだったか?いや6番シードだったかで観たことある花奈澪さんが、姿勢よさと歌声と力強さとに唸り、そして浜浦彩乃さん(ちぃちゃんとも幕が上がるで共演)の歌声にも、やはり元アイドルでも上手かったといわれる一端を垣間見たね。なお初日に、ちぃちゃんのかつての盟友・平瀬美里ことみぃちゃんが観劇に来てたね。しっかりと関係者席で受付してましたなw。

 

そんなちぃちゃんは、来月5月に、

舞台 ドレミの歌が上演なので、

宜しければ皆さん足をお運びください。

舞台「ドレミの歌」|イベント一覧|チケット情報・予約・販売 (cnplayguide.com)

 

29日

ももいろクローバーZ ももクロ一座特別公演

(明治座)

コロナ禍で延期になった公演を、小生恥かしながら申込していたことも忘れていて、公演決定ならばと1公演そのまま観賞するべく残したのがこの公演で、パンフレットとか買ったつもりが見つからないwww。今回は玉井詩織・しおちゃんが主役で、タイムスリップじゃなくて、鏡をのぞいたら、なんか別世界で旅役者の一団と出くわして、そこで活動する中で、現実に戻るかとか悩んで、みたいなものだっけ?あかんな、記憶に残ってないのは、多分小生が、KASSAIとか、せいぜい大きくても六行会ホールとかの規模の芝居に慣れていて、こうした大劇場でのいわゆる商業演劇に、あまり入り込めないみたいなのがあるんだろうな。演劇は中小演劇こそ至高、みたいな変なものを思い込んでるかもしれないね。

共演は、いま難病だっけ?大変なハウンドドッグの大友康平さんと、あと多くの方は知らないだろうが、澪風ちゃんやあわつまいさん白石まゆみさん達が出ていた「トレーディングライフ」という作品で、いい司会者役だった伽代子さんが良かったね。なお2部のライブは、これはやはり前のあーりん座長の時でも思った、明治座でOVERTUREってのがなんとも味わい深かったw。

 

12月

 

8日

塚本颯来・有沢澪風 ミキアカシ

(爆走おとな小学生 参宮橋シアタートランスミッション)

以前少し書いたけど、元はちみつロケットの塚本颯来・そらちゃんと有沢澪風・澪風ちゃんの出演の舞台。ホントに小劇場でしかも螺旋階段で地下に降りるんだから、地下アイドルならぬ地下劇団って感じも、おと小さんも、戦国送球みたいなコメディだけでなく、シュールというかダークな作品もあるから、今回はそのダークさを堪能できたね。

超雑なあらすじは、ある高校で生徒が失踪するが、その生徒は死んだと言い張るクラスメイトがいて、一方部活仲間やガールフレンドはその噂を信じないといって探しまわる。その2者の間で、何事かを知るかのような美術の先生がそれぞれを指南。一方学校の図書館には、学校の出来事を予言するという1年生が真相を知っているといい、クラスメイトは話を聞く。こうして事件の核心に近づいたとき先生から部室で待っててと言われたガールフレンドが、その先生に襲われて絞殺寸前。そこに部活仲間たちが間に合い先生を問い詰めると、先生は、ミキ君は私の失った赤ちゃんの生まれかわり、そのミキ君を自分のモノにするため手にかけたときに見られたのがアカシ君で、彼には遺体隠しを手伝わせて殺めたといい、クラスメイトがそのアカシ君の殺害を目撃していたのだ。ミキ君とアカシ君、2名の生徒の行方不明が事件を混乱させていたのである。

これもなかなかいい加減なあらすじだ。澪風ちゃんが、その殺されそうになるガールフレンド役で、いやあ、殺したり殺されたりの役は、演劇においては小生とてもいい経験だと思うのね。その表現をできたのは澪風ちゃんにはプラスだったろうなあ。ミキ君役の中藤さんと、回想シーンでは、中藤さんが毎公演で澪風ちゃんにアドリブの無茶ふりがあって、小生が見た回は澪風ちゃんがなかなか素敵な返しだったと思われたね。ちなみにその中藤さんが、先日観た森青葉・あおちゃんのチューベローズ役の相手となる伯爵役で、これもまた縁というべきか。そらちゃんは、アカシ君の殺害を目撃したクラスメイトの仲間なので澪風ちゃんとの絡みは無し。自分が目撃していないため、クラスメイトの相談にもどこか懐疑的って表情がなかなかだったけど、場面は少なめだったので、今後も上演作品が増えて、さらに出演シーンを増やしていきたいところ。そして、なんといっても今作は、澪風ちゃんを殺し損ねた先生の、石原美沙紀さんが素晴らしすぎ。イッてる狂人なんだけど、赤ちゃん流産の独白とか切なくて、とにかく目なんだろうなこの時の彼女がいいって思えたのは。クセある役はお手のものって感じの、おと小の看板を担う方ですね。

 

2月

 

11日

平瀬美里 ときめきステーショナリーシリーズ ファーストラブ

(アトリエファンファーレ高円寺)

(一番右が池田明日香)

コロナに罹患して、2月4日まで完全自宅引きこもりでなんとか治まり、リアルも観賞事もようやく再開した週で、みぃちゃん作品は最低でも2回は観ていたが、今回初めてこの1回のみの観賞。でも、このときステは、みぃちゃんの出ていないものを昨年に、根岸花蓮さんとか立沢萌々瑚さんとか太田雄路さんがゲストのを観ていて、実はその時に観劇していたみぃちゃんを目撃したのよねww。

今作は、池田明日香が一応主役って感じながら、後半は影山さんとこはる。さんの過去回想が素晴らしくて、みぃちゃんの感情超絶ぶつけの絶叫シーン以上に良かった。今作が、ときステシリーズの序章って位置づけで、すべてはこはる。さん演じる女の子の妄想からスタートした文房具たちの仮想世界のお話で、やがて大人になった女性が、現実世界で、その妄想のきっかけを作ってくれた同級生と再開して、わだかまりが解けた時に、みぃちゃん演じる、女の子の鏡が、その恨みつらみがやはり溶解したことで、架空の文房具界にもたらしていた災いも解けて、みぃちゃんは存在を焼失するってのが最後のシーンだった、ってのが記憶だけど合ってるっけこれ?池田明日香の青い定規が、架空世界で女の子を励ましていて、影山さん演じるナイフが、現実世界での同級生が生み出した彼自身の化身、って感じで、池田明日香がこはる。さんと影山さんのシーンに繋げる役割を担ったってことまで触れておくか。かくしてこれ以降の架空の文具界のお話が、今後展開するときは、みぃちゃんは何の役で出るのか?あるいはときステはこれ限りかは、今後に注目ってことかね。

 

15日

高城れに 最高の家出

(紀伊国屋ホール 3月20日は仙台電力ホールでも観賞)

高さんの離婚後の舞台ながら、離婚発表前からの舞台告知だったらしいので、決してそれを充書きしたわけではないそうだけど、果たしてその点はどうか。

はともかく、内容は、離婚を考えている主人公のほうきが、家出中に道に迷い全財産を盗まれて、道すがらある劇団が人を募集していることを聞き足を運ぶと、そこはたった一人の客に対して、その人の日常を演じ続けているという不思議な劇場らしく、出演者たちも数年も同じ芝居を繰り返しているという。そこで演者になるよう言われ拒否するほうきだが、いつしかその中で、主人公の夫役を演じてしまう。ほどなくほうきの主人が、ほうきのGPSから劇場までやってきて、なぜか彼も劇内で夫役を演じるといい、再開したほうきと喧嘩。離婚には応じないという主人だが、かつて夫役を演じていた男性が戻ってきたり、逃げ出そうとした役者が捕まっていたり、今度は劇の長らしい女性が逃げたりして、ほうきがみんなに逃げる秘密の道を示して逃げようとすると、主人も離婚に合意を告げて去る。ほうきは、この劇は、そのたった一人の観客の人生で、その観客自身が夫から逃げていたときに過ごした商店街の再現だと知り、戻ってからその商店街を探して歩くが、そこは海にと変わっていて、一方外の世界を知らなかった、観客の実際の子供である、アハハは、海を始めてみて喜び、ほうきと二人、お帰り・ただいま、と劇の続きを再現する。

そんなすじだったが、これは小生では咀嚼しきれない劇だったな。面白いとかつまらないとかっていうのはさておき、ひとつ言えるのは、観劇後にそんないろんな解釈を考える劇って、疲れるってことかしら?小生が見ている中小演劇って、わりと内容はわかりやすいし、あとで解釈云々って、小生はあまり観ていないし。これも商業演劇ってのはこういうのもあるんだろうかね、という感想でお茶にごすかなw。

 

3月

 

14日 17日

平瀬美里 バラエティーズ

(下北沢 シアター711)

みぃちゃんの、スターダストプロモーション退所前最後の舞台がこちら。小さいころからアイドルが好きだったユウは、アイドル養成学校に母が応募し合格、はれてその道を進むべく訪ねたそこは、アイドルではなくお笑いコメディアンを養成するための学校で、ユウの他5人の生徒は、それぞれがお笑いを目指すなかなかの個性的な生徒ばかり。教師陣も、ベテランの女コメディアンと、謎の元アイドル!?らしい場末のホステスのような者などの変わり者が6人を鍛えてゆくが、ユウはアイドル事務所への転籍を目論み学ぶふりをする。やがて実技発表会を迎えるが、本番中に突然セリフが飛び逃げ出すユウ。実は極度のあがり症で、これではアイドルはおろか、人前にすら立つこともできない。仲間たちや教師たち、バイト先の売れない芸人や売れないアイドルを続ける店長らとの付き合いで、ユウは少し心を変えて、再度の発表に臨むが、やはり病を克服できず逃げようとしたその時、仲間たちが即興コントでユウを救い、教師らも、5人で歌でもコントでもなんでもやったら、とお墨付きを与え、ここに新たなグループが結成。ユウは、5人ならアイドルもいつかできる!?と、新たな期待で、また学校生活を始める。

こんなすじ。みぃちゃんが、もうとにかくほとんどのシーンで出てきて、膨大なセリフと戦っていたね。単にト書きを読むとかならともかく、ほとんどが相手役がいてその言葉の応酬だし、稽古も全部いないとだめだろうから、さすがに大変だったろうな。でも、直接話したけども、言うほど大変じゃないって顔はしてたけどね。相手役の吉倉さんの、ユウのツッコみにいちいち、的確!うまい!ってのが、そうでもないがwwwって笑えたね。かつてUDA☆MAPガールストークアパートメントで、衝撃の少年院上がりの配達人役だった柏木椎名さんと物販でお話できたのも何より。彼女もみぃちゃんとは2度目の共演で、今後も縁がありますかどうか。他では、去年、佐山家シンフォニアでのお母さんに感慨うけた関口ふでさんの、コメディエンヌぶりもまた素晴らしく、さらには、みぃちゃんもヤミイチで共演の岡田竜二さんの、柏木さんの背後でのセクハラまがいwwぶりとか、ベテラン勢もありがたかったね。

 

28日

有沢澪風 魔銃ドナー Testament

(築地本願寺ブティストホール)

アリスインプロジェクトの、デッドリーシリーズ等ともう一つの一翼って言ってもいいのかしら、細川博司さんの代名詞でもある「魔銃ドナー」の、いわゆる原点たる作品だろうか、その再演で、前に動画が無料公開だったっけ?その時に小生も視聴したんだけど、4年前ながら若さを感じる役者さんたちが多かった。その頃はまさか小生、皆さんを生で観劇するとか思わなかったなあ。真約では、白石まゆみ・丸りおな(当時は里於奈)・羽柴なつみ・夢月・長谷川麻由・草場愛・沖田桃果・結城美優(敬称略)など、他にもいるだろけど、今作は出ていないものの、今も年に最低でも1作は目にする役者の皆さんが出てたよね。で、このTestamentがその再演ってことでいいのよね?みぃちゃんも昨年出た「かんなぎ」は、この真約後の世界の物語なんだよね確か。前作からは梅原サエリさんが引き続きかな?御船彼岸子となれば、梅原さんはどんな準備で臨んだんだろうかね。そして浅倉神酒が、あわつまいさん。もう降臨SOUL新規にとっては、梅原サエリとあわつまい、って来たら9月が待ち遠しいのよ。さらには、かんなぎでは天空の巫女だった長月明日香さんが、今度は吾妻レイラで登場。ほかにも、なんか魔銃ドナーは何度も出てそうな須山朱里さんや、三姫奈々さん、絃ユリナさんなども居て、一度でも観てる役者さんには、小生は、この芝居では前の印象をどのようにアップデートしてくれるか?ってのも楽しみだったよね。そこに、我が澪風ちゃんは、前作は草場さんが演じた「ニュークス」というバイツなんだろうけど、物語内でも空想の産物みたいな役で登場。でも澪風ちゃん、初舞台に近い時に、この朗読劇版でなんと彼岸子を演じていて、この世界観は体感済みなので、その点は問題ないでしょう。

すじは、もう小生が書くこともないので、ごく簡単にかくと、吸血鬼のような種族のバイツと、そのバイツを倒す特殊な血液を持つ者たち、ドナーとの闘いの物語で、バイツの彼岸子が、バイツでもドナーでもない、理想の1000年郷を作るべく駆け回るのを追う人間の精鋭たち。神酒は秀でた戦闘力で、彼岸子らを追い詰めるが、バイツ達も、貴族たるハイネなど強力で神酒も深手を負う。激闘の末、彼岸子はいったん自己の夢を凍結するため眠りにつくが、自分の分身としての役者・坂上桜子を後継者として血を吸いバイツにする。その意を受けた桜子はどう動くのか?今日もバイツ狩りで奮闘する神酒たちの命運はどうなるか?かくて闘いは続く・・・くらいで概ね間違いないでしょう。

まずは、やはり主役のあわつ&梅原は、もう素晴らしいとしか言うことなく、ますます降臨SOULも待てなくなったw。あわつさんもそうだけど、素人の小生は良く見えるのが、ちょっとした、動作を止める間とか、そういうので印象を持つのよね。この二人がまさにこれで、あわつさんの神酒が、より格好良くアップデートされたよね。梅原さんの彼岸子には、無邪気さも感じ取れて、そういう純粋に、自分の楽しい世界をほしいって思いが、野望の始まりだったんだなって感じられたね。あとは、長月明日香さんのレイラももちろんよく、さらに印象がガラリだったのは、絃ユリナさん。降臨SOULが初見だったので、今回のセイラはコミカルで声質も異なってたけど、いやあこうした違いを出すんだなって思ったね。もちろん芝居ごとに声とか動きとか変えるのなんて当たり前だろうけど、とにかく印象は大きく変わったな。

さて澪風ちゃんは、SNSではあの早口言葉が良かったって言われてたけど、小生には、超人的なニュークスとしての達観したかのような表情がなにより素敵だった。最後に彼岸子に別れを告げて消えるんだけど、その時に慈愛の表情は、澪風ちゃんの本望たる声優とは逆だけど、俳優として表情をもっと見せてほしいと願ったものね。それくらい良い表情で、小生も改めて、

逝かないでニュークス!って引き留めたわww。オープニングアクトのダンスはもちろん彼女も体力派でキレているし、彼女も声優としてはこうした2.5次元モノは楽しめるんでしょうね。アサルトリリィシリーズなんかも、常連として出続けられるようになると良いよね。

 

そんな澪風ちゃんは、塚本颯来ちゃんとともに、

来月5月に、

爆走おとな小学生さんの朗読劇 

シアター再演 が上演なので、

宜しければ皆さん足をお運びください。

朗読劇『シアター』再演のチケット予約・購入・販売・情報 | カンフェティ (confetti-web.com)

 

4月

 

三田美吹 イリスノワール 禁樹のミエリ

(六行会ホール)

3Bjuniorではないスタプラ勢のお芝居では、久々かな、CROWN POPの三田さんが、お馴染みILLUMINUSさんの舞台シリーズのうちのひとつ「イリスノワール」の新作に出演。小生も、イリスノワールの女王シリーズも、きっかけは葉月智子ながら、彼女や3Bjrメンバーの出演問わず、新作ごとに1回は観劇している中で、たまたま三田さんが出たってだけなのことで、その点多くのポッパーとは違うんだ!ってなんのマウントよwww。

あらすじは、前作の焔罪のミサで、黒魔術使いの中でも優秀な、プリンシェアビスンとして覚醒したコクナミサに続き、もうひとりのアビスンに覚醒するミエリ(星守紗凪)の、その覚醒までを描いたもので、エウラリア黒魔術学院長のクアチル(伊藤優衣)が2000年前に封じたイブツトル(山﨑悠稀)という邪神が目覚める兆候から、クアチルが生徒たちの攻防力を向上させるため、講師としてヒース(三田)を招く。ヒースはミエリとは養姉妹の関係ながら、実は邪神覚醒の狙いをもちミエリらを裏切る。さらにはミサまでもイブの策略にはまり乗っ取られて窮地に陥るが、実は実は、なんとヒースの裏切りにも似た行動も、ミサの窮地も、すべてはミエリのプリンシェアビスンとしての力を覚醒させてイブを消滅せんとするクアチルの策だった。ミエリは望みどおり覚醒して、ミサや仲間たちとともにイブを倒し、ヒースとも誤解を解きヒースはさわやかに次の任務で立ち去る。学院の危機も再び去ったが、そこに含み笑う声。それは本部から派遣されていたプレア(湯本亜美)で、私もまたプリンシェアビスン!?と謎を残して去る。

こんな感じ?こちらは前作の焔罪のミサがシリーズ第一作で、その流れから二人目のアビスンの誕生モノというのがすんなり入ってきたしね。まず残念なのは、前作からの引き続きとしては、薬学の教師のシターラ役でちょもが出られなかったこと(今作は優莉奈さんという小生は初見の方)。この辺は前作を受けてのとか、オーディションがあったかとか、色々あるんだろうが、今作も前作同様で、ってならない事実はなあ。約1年も演劇からは遠のいていてちょっと心配。それはともかく、星守さんは先述のアルマギアでも元気だった印象だけど、今作は健気だったね。終演後は、私放っておくとしゃべるからって感じだけど、イリスノワールシリーズとしては2人目のアビスンだけに、ミサの安藤さんともども自作もあるんだろうかね。校長の千歳ゆうさんは安定だし、ベテランとしての日和ゆずさんも永瀬がーなさんも、脇をしっかりと固めてるし、あとは、またも元AKB48の人と知らなかった、最後の謎を残した湯本亜美さんと、ミエリの同級生で、純朴な感じの髙橋彩香さん!(ほかにいたかは調べてないがw)。湯本さんなら、自作3人目のアビスンの物語としてもそん色ないだろうな。そして今作一番の狂人怪人は、やはり山﨑さんですし小生的には今作最優秀演者。ことあるごとに舞台後方でシルエット的に映るためにえるんだけど、その表情がもちろん邪神だし、茶目っ気まで見せたときもあったり実に豊か。山﨑さんも、以前デッドリー邂逅で、和磨会長に悩んだみぃちゃんの相手役(村崎静香)として芝居に付き合ってくれたそうで、その感謝も含めて、小生の素人持論・悪がより悪であれば芝居は素晴らしい、を実践してくれました。6月の同じILLUMINUS作品の「楽園の女王2024」は、彼女指名でとりあえず1回買いましたw。

最後に三田さん。これが、役柄もヒーローで格好いいけど、こういう女性演劇では、男性的なものが求められるとすれば、まさにそれがぴったりだったね。以前東京やかんランドで、なんちゃって演劇w(失礼)で、宝塚の男役もどきを演じたけど、今作でホント確信したね。彼女の低い声とクラポとして培ったダンスでの身のこなし、背こそそうは高くないけど十分映えるね。男的な需要としては、もちろんクラポ終了は残念だけども、それ以降も彼女には期待していいんじゃないかしら?

 

以上、こちらも小生の単なる備忘録、もしもお目にしていただいたらありがとうございました。また、いつか、いや今度こそ、なるべく早く観たもの残すべく精進に努めますが・・・。