またまたリクエストいただきました!
理佐がバレー部で、ゆいぽんがマネージャーという設定です!
長いので時間ある時に是非笑
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由依side
今日もいつものように授業が終わり、体育館に行く
まだ全員は揃ってなくて、先にドリンクを作ったり、タオルを並べたりしていた
ある程度仕事が終わる頃には部員はほとんど揃っていた
数えると1人だけ揃っていなかった
守 「また遅刻だよ」
齋 「もう先に始める?」
石 「始めちゃおうよ」
守 「うーんじゃあ先に始めるか!」
守屋キャプテンが練習開始の合図を始めた
由 (あのバカ)
すると練習が始まって10分後ぐらいに体育館の扉が開いた
理 「ごめん!遅れた!」
走って来たのか前髪が乱れていた
守 「遅いよ!理佐だけ腹筋200回追加!」
理 「なんでぇ!補習だっただけじゃん」
守 「勉強も部活も両立しろ!」
理 「ちぇー」
守 「練習後でいいからさっさと練習入れ!」
理 「機嫌悪いよ」
守 「なんか言った?」
理 「言ってない!」
少しアップして、理佐も練習に参加した
守 「じゃあ今日はこれで終わり!」
そう言うとみんな一斉に倒れ込む
理 「茜ーキツすぎない?」
守 「あっ、理佐はいつもの腹筋の200回追加だから、300回やらないとここから出させないから」
理 「ちっ」
守 「小林ー!理佐がちゃんとやったか見ててくれない?」
由 「はい!分かりました!」
守 「てことでまた明日頑張ってー」
理 「うざっ」
そう言ってみんな帰って行った
理 「よし!さっさと終わらせてやる!由依!」
由 「何?」
理 「足押さえてて!」
由 「わかった」
理佐の足を両手で押さえる
理 「よし!」
腹筋を始めた
由 「理佐後、10回頑張って」
理 「あー!くっ!」
数十分後300回の腹筋を終えた理佐は床に転がって肩で息をしている
理 「はぁ、はぁ、」
由 「お疲れ様!はい!」
理 「ありがと」
首元に汗が流れていて、ドリンクを飲む姿に心臓がドキドキする
実はこの部活のマネージャーになって、理佐と出会って、バレーをしてる姿に惚れた
私は理佐が好き
でも理佐はモテるから、きっと私のことなんて見てない
理 「帰ろう」
由 「うん」
家が近くて、いつも一緒に登下校している
由 「今日はなんの補習だったの?」
理 「数学」
由 「え?また?笑」
理 「あ!笑ったな!このやろー!」
そう言って頬を片手で摘んで左右に振ってくる
由 「いひゃい」
理 「あははっなんだこのほっぺはお餅か!」
由 「うるひゃい」
理佐side
由依のほっぺはモチモチでほんとにお餅みたい
いつもこうやって由依のほっぺを摘んでふざけてる
可愛いなぁ
いつものこの時間が私は好き
私は由依が好き
初めて一緒に帰ろうって誘ったのも私で、何回も告白しようと思ってたんだけど、この関係が壊れるんじゃないかって思って中々告白できない
こうやって由依のほっぺを摘むこともできなくなるかもしれない
理 「じゃあまた明日ね」
由 「うん!また明日」
由依の家の方が近いから由依を送ってから帰る
笑顔で手を振ってくれる
それが可愛くていつも心臓が張り裂けそうになる
次の日、たまたま由依が屋上で告白されてるのを見てしまった
由依はなんて返事するんだろうか
由 「ごめんなさい他に好きな人がいるんだ」
ほっと胸を撫で下ろす
でも好きな人がいるって言ってた
誰なんだろう由依の好きな人
その日の部活は由依の事で頭がいっぱいだった
守 「理佐!何ぼっーとしてんだよ!集中しろよ!」
守 「2ヶ月後引退試合だよ!?」
そうかもう引退か
だから茜も機嫌が悪いのか
由依の事でいっぱいいっぱいで引退なんて忘れてた
今日も由依と一緒に帰る
由 「もう引退だね」
理 「引退のこと忘れてた」
由 「もう2ヶ月後なのに?忘れる普通?笑」
理 「由依のせいじゃん」
由 「ん?」
理 「ううん何でもない、じゃあまた明日ね?」
由 「う、うんまた明日」
決めた!引退試合で優勝したら絶対由依に告白する!
たとえ由依が私のこと好きじゃなくても気持ちだけでも伝えてやる!
そしてこの2ヶ月間部活に熱中した
由 「理佐最近なんか変わったね?」
由依にもそう言われるほど部活に熱中した
そして引退試合前日
いつものように由依と一緒に帰ってる
由 「明日頑張ってね」
理 「うん」
由 「理佐?どうしたの?下ばっか向いて」
理 「…」
由 「理佐?」
理 「小林由依!!」
由 「びっくりした、何急に」
理 「明日の引退試合、由依のためにスパイク打つから!」
由 「っ!!」
理 「由依のために優勝するから!」
理 「待ってて!絶対優勝する」
由 「待ってる」
理 「っ!」
由 「待ってるよ、ちゃんと」
理 「ありがとう」
理 「じゃあまた明日」
由 「うんまた明日ね」
そして次の日運命の引退試合
由 「理佐!はい!頑張ってね!」
理 「ありがと、絶対見ててね私たちが優勝するとこ」
由 「うん!」
由依side
昨日はびっくりしたな
あれは期待していいんだよね?理佐
ちゃんと理佐の引退試合を見届けないと
1試合目、理佐の活躍で大勝利
2試合目、守屋キャプテンと理佐のコンビネーションが活躍、勝利
いよいよ決勝戦
由 「理佐!すごいよ!優勝も目の前だね」
理 「もう少し」
理 「よし!行ってくる!!」
由 「行ってらっしゃい!」
さすが決勝戦
相手も強豪校
しかも相手は理佐より背が高い人がいっぱいいる
理佐のスパイクも簡単にブロックされてしまう
理 「くそっ!」
守 「理佐!落ち着け!相手のタイミングを見ろ!」
すると理佐がスパイクしようとジャンプし、着地する時に、相手のブロッカーが長い足で理佐の着地点に足を伸ばした
理佐はそれに気づかずその人の足につまづいて足首を捻ってしまった
理 「あーー!くっ」
守 「理佐!!」
そして足を押さえたままタンカーで医務室へ運ばれた
守 「くそっ!お前ら汚ぇぞ!」
私は急いで理佐がいる医務室へ行った
扉を開けようとすると中から治療中の理佐の声が聞こえる
理 「くっ!」
必死に痛みに耐えているような声だった
理 「先生!痛み止め打って!!」
先 「なっ!それは危険すぎる!痛み止めは痛みを無くしてるだけで怪我は悪化する!」
理 「出なきゃだめなの!!お願い!打って!!」
先 「くっ、1番強いやつを打っておくただし!次倒れたらもう試合は無理だ!」
理 「分かりました」
由 「理佐…」
ガチャ
理 「由依っ!」
由 「無理だけはしないで…」
理 「分かってるよ」
そう言って交代の合図を送った
守 「理佐!大丈夫なの!?」
理 「大丈夫!で今点数は?」
守 「15対10負けてる」
理 「まだまだこれからだ」
それから理佐は怪我してるなんて嘘のようにどんどんスパイクを打っていく
そして無事に2セット目は、ギリギリ1点差で勝つことができた
理 「よし、後、1セット」
守 「理佐足、いける?」
理 「大丈夫」
無理だけはしないでって言ったのに
守 「よし!!ラスト1セット!泣いても笑ってもこれで最後!」
理 「おう」
1セット目は取られて、2セット目は理佐たちのチームが取ったからラスト1セット取ったら勝ち
延長はない
ラスト1セットはとても激しい戦いだった
1点取っては取られて、取っては取られての繰り返し
理佐の足も限界に近いはず
1番強い薬だとしてもこんなに激しかったらすぐに切れちゃうよ
そう思ったのも束の間
理佐が着地した時に理佐の動きが止まった
守 「理佐!」
理 「大丈夫!来んな!試合に集中しろ!」
由 「理佐…もう無理だよ…」
それから理佐は足を庇ってるのか全然スパイクを打たない
守屋キャプテンがスパイクを打っていく
やばいどんどん点差が空いていく
今は5点差
そして相手はマッチポイント
理 「茜!!全部私にトスして!」
守 「はっ!その足で無理だろ!」
理 「いいから!!」
そして全部理佐にトスが上がる
着地する度に顔をしかめる
でも相手のスパイク
やばい!もう1点取られる
誰もがそう思っていた
すると理佐が相手の前にジャンプしてブロックした
そのブロックしたボールは相手のコートに落ちていく
理 「くっ!」
着地の時に理佐は倒れ込んでしまった
由 「理佐!!」
守 「理佐!!」
先 「交代だ!交代!!」
交代選手がコートの前に立って準備している
理 「まだ行ける!!!」
守 「っ!」
守屋キャプテンの肩を持ちながら立ち上がる理佐
理 「後、1点でもう優勝なんだよ!!」
そう言うと交代選手はベンチに戻って行った
由 「理佐…もうやめて…」
試合が再開する
また激しい打ち合いが続いた
両チーム全然点が決まらない
守屋キャプテンが全部スパイクを打っていた
理佐はブロックもしないでコートに立っている
もう限界なんだよ、お願い理佐、これ以上は
理 「茜!!こっち!!」
守 「っ!!」
すると守屋キャプテンのトスが理佐に上がる
理佐は最後の力を振り絞って大きくジャンプした
バチンっという大きな音が会場に響いた
ボールは相手のコートの線ギリギリに落ちた
審判の旗が上がった瞬間理佐は倒れた
守 「理佐!」
守屋キャプテンに担がれてコートの外に出る理佐
由 「理佐!!」
理 「由依…優勝、したよ」
由 「バカ!なんでこんなになるまで!」
理 「約束した…で、しょ?…」
バタン
由 「理佐!!!」
守 「理佐!」
急いでタンカーで運ばれた
守 「小林、理佐を頼んだよ」
由 「はい」
そう言って守屋キャプテンは医務室を出た
由 「理佐のバカ…」
涙が落ちた
理佐の手を握っていると弱々しく握り返された
由 「理佐?」
理 「由依…」
由 「理佐のバカ!!」
理 「ごめん…」
由 「どんだけ心配したと思ってんの!」
理 「泣かないで由依」
そう言って理佐の手が私の頬に触れた
親指で涙を拭った
すると突然起き上がる理佐
由 「っ!」
反射的に理佐を支える
すると抱きしめられた
理 「昨日言ったこと覚えてる?」
由 「っ!覚えてるよ」
理 「私は由依が好き、ずっと前から、ずっと告白しようと思ってたけど関係が崩れるんじゃないかって怖かったから勇気が出なかった、」
理 「由依が告白されてるの見ちゃって、焦ってさ、ごめんね勝手に見て、由依は私のこと好きじゃないかもしれないけど気持ちだけ伝える」
由 「遅いよ…」
理 「え?」
由 「私も理佐のことずっと前から好きだったよ」
理 「ほんと!?」
由 「うん!」
理 「由依好きです、付き合ってください」
由 「はい!」
理 「やったぁ!」
由 「ふふっ」
理 「あ!笑ったな!」
いつものように片手でほっぺを摘んで左右に振ってくる
由 「いひゃい」
理 「あははっ久しぶりだねこうやってほっぺ摘むのも」
由 「うん」
理 「相変わらずお餅だねぇ笑」
由 「もう!うるひゃい!」
理 「由依、」
由 「ん?っ//」
ほっぺを摘まれたまま唇が重なった
終わり
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読んでくださってありがとうございました!
めっちゃ長かったですよね?ごめんなさい!笑