SISTARからお読みください!🙇‍♀️







由依side



母  「理佐ちゃん!待ってたよ!さぁ入って入って」

理  「ありがとうございます」

母  「もう今日から家族なんだからそんなに固くならないで笑」

理  「はい」





なんでよりによってこの生徒会長が私の姉になるんだよ





先にお風呂に入り、部屋に戻ると彼女は荷物の整理をしていた



由  「お風呂どうぞ」

理  「……」



無視はひどいと思わない!?



由  「無視しないでよ生徒会長さん」

理  「……」

由  「はぁ」




呆れた私はベッドに座り、スマホを開いた




すると突然、こっちに近づいてきたと思ったらベッドに押し倒してきた



由  「っ!ちょっ、ヤッ!」



暴れる私の腕を押さえ、顔を近づけてくる


由  「へっ…」



唇を奪われたことに気づくのは少し時間がかかった



理  「ふふ、もしかしてファーストキスだった?」

由  「っ!」

理  「今日生徒とキスしてたの見てたでしょ」

由  「え……」

理  「趣味わる」

由  「は?」




ベッドから降りると部屋を出ていってしまった




唇がじんじんと熱い



私のファーストキスがこんなにもあっさり奪われてしまうなんて




それからご飯を食べる時も気まづくて、あのキスを思い出してしまって胸がドキドキして、お母さんの話なんて全然聞いていなかった






寝る時ももちろん一緒のベッドなわけで、全然眠れない







これが毎晩続くとさすがに寝不足



美  「ゆいぽんどうしたん最近、隈ひどいで」

由  「あ〜みいちゃーん!!」

美  「どうしたん〜可愛いなぁ〜」

美  「よし!今日はカラオケ行こ!」













由  「ただいま〜」



シーン



あれ?お母さんいないのかな


まぁあの人もどうせ生徒会の仕事でまだ帰ってきてないっぽいし


家1人じゃん!最高!




先にお風呂に入って湯船に浸かっていると、玄関の開く音がした



そして少ししてどんどんこっちに近づいてくる足音



ガラガラ



由 「えっ!!?」


いきなりあの人が入ってきて、シャワーを浴びだした



ちょちょ、2人でお風呂はまずいって



キスされた日からなんか意識しちゃうし


てかスタイルいいなぁ〜


ってどこ見てんだよ!




由  「あ、私、で、出るね」



こんな空気耐えられない!




すると腕を引っ張られ、壁ドンをされる


由  「ちょ、っと、んっ!」

理  「あなたは私を必要としてくれる?」

由  「えっ」



シャワーで濡れてるけどわかった






いつもクールで感情をあまり出さないこの人が泣いていた






動揺しているうちに重ねられる唇




由  「んッ」



唇が離れると、下を向いてしまった



そんな彼女の濡れた前髪をかきあげて、言った



由  「私の名前由依だから、理佐」



それだけ言ってお風呂から出た












その日から少しずつだけど距離が縮まって行った



それでも理佐はあんまり感情を出してくれず、何か抱えているままだった









   「あ、由依ちゃん!」

由  「え」

 







 「やっと会えた!」








続く






読んでくださってありがとうございました!