誕生、小さな怪物 | 新規おっさんノフのブログ

誕生、小さな怪物

なんかブログサボってる間にフォーク村DXとかTIFにあーりん降臨とか、

色々と話題のつきないももクロですが、前回の予告通りGF16を振り返ります。



先日の「GIRLS' FACTORY 16 DAY3」に参戦した夜、

時間的に感想戦行ったら始発帰りだな~と思って居たのですが、

その場にいたおっさん達7人でアドレナリン出まくった妙なテンションのまま、

深夜にやってる「シン・ゴジラ」を見て電車まちすることになりましたw

ちなみ私を含め4人が2度目の視聴とかアホであるべーっだ!


2度目も最高であった!

もうね、平成ガメラ3の渋谷蹂躙を超えるものが見られるとは思ってなかった。

とんでもない怪物を庵野秀明x樋口真嗣は蘇らせてくれたなと感動しました。

これまでのゴジラはこうあるべきというイメージをぶち壊し、

それでいて初代ゴジラの根塊を失わずに新しいものを作り出す姿勢に拍手です。

ってこれって凄くももクロ的な作り方だなぁとか、勝手に思ってしまうおっさんノフなのであった得意げ



さて、とんでもない怪物といえば、今回のGF16にも出現しておりました。

それこそが"ももクロの小さな巨人"有安杏果その人である。


この日の彼女はイベントの中盤、杏子さんとのデュエットで「泣いたままでlisten to me」を歌ってから、

ラストの「Chai maxx」までの18曲をぶっ通しでステージに立ち続けている。

しかもその18曲の中身が普通じゃない。

「泣いたままでlisten to me」は杏子さん独特のスカートをひるがえすダンスを共に踊りながら熱唱。

そこからソロで「心の旋律」、ユニットで「みんな空の下」「Puzzle」「永遠のトリニティー(三位一体)」と、

いずれもボーカルとして彼女への負担がとても大きい曲ばかりである。

てんかすの2曲に至ってはダンスも高難易度で体力も相当使います。

そこからovertureを挟んでももクロの超ハード高カロリー消費セットリストで13曲。

この日は時間が押していたのもあってMC等で息を整える暇が殆どないまま、彼女は歌いきりました。

しかも物議を醸したGF14の時のように、途中でスタミナ切れを起こして失速することも全くなし。

自身のソロコンのために体力づくりに力を注いできたとはいえ、

彼女の驚異的ともいえるスタミナに私は驚愕したのでした。



しかもただスタミナがあったというだけではなく、歌のクオリティも本当に素晴らしかった。

特にソロコン以来、2度目の披露となった「心の旋律」は、

それまでの楽しくノリノリな空間だった代々木第一体育館の空気を一変。

映像では伝わりきらないかもしれませんが、完全に彼女の歌の世界に引きこまれ、

まるで彼女の歌と、武部聡志さんのピアノ以外の音が存在しないかのように静まり返り、

会場の空気が隅々までピーンと張り詰めていました。

個人的には横アリでの初披露よりも良かった気がします。

そこからのチーム四葉の「みんな空の下」は、彼女の作り上げた空気をそのまま引き継ぎ、

4人の情感がにじみ出て素晴らしいカルテットになっていました。

特に杏果&ぁぃぁぃのユニゾンとフェイクの掛け合いは聴き応えがありましたね。

それから安本彩花さんがあんなに歌える子になってるとは知らずにビックリ。

失礼ながらあまり歌が上手い子だとは思ってなかったので完全に侮ってましたあせる

ハルちゃんも凄く良かったし、みんな杏果のソロに感化された部分もあったのかなと感じたのでした。

代々木第一体育館という巨大な空間を完全に掌握し、ライブの流れにまで影響を与える歌唱力、

さらにハードなセットリストにも動じない持久力を身につけられたのは、

単独で満員の横浜アリーナでのライブを成功させたという経験が大きかったに違いないと思いました。



またソロコンを成功させたことにより技術面や体力面だけではなく、

精神面でも彼女を大きく成長させるきっかけになったのではないかと感じました。以前はアッコさんと共演すると、緊張で涙まで流していた杏果。

それが今回は「緊張よりも楽しみの方が大きかった」と言い切れる豪胆さである。

アッコさんとの共演だけではなく、他の出番でも緊張した様子は殆ど見られず、

day1のMC代役でも、オロオロするようなシーンはありませんでした。

やはりソロコンを成し遂げた大きな自信が、彼女をこれまで以上に強くしていると言えるでしょう。



心技体、すべての面で驚異的な成長を見せた有安杏果。

ソロコンを経て「小さな巨人」は「小さな怪物」へと進化したと言って過言ではない。

a-nationの3日間を通じて、そんな風に私は感じたのでした。

これからも更に成長していく彼女の姿を、楽しみにしたいと思います。