「ココロノセンリツ〜feel a heartbeat〜 vol.1」感想6~センリツからオトへ~ | 新規おっさんノフのブログ

「ココロノセンリツ〜feel a heartbeat〜 vol.1」感想6~センリツからオトへ~

この記事の続きになっております。



やっとネタバレしても良さそうなので、そのまま読み進みくださいw

通して読みたい方はこちらからどうぞ。




アンコールは「Another story」からスタート。

vol.0の時もだったけど、手拍子が楽しくて盛り上がれるから会場のボルテージは更に上がる。

しかしこの曲はそのまま終わらない。

何故か途中から別の曲に…これは「愛されたくて」?

さらに「Catch Up」「TRAVEL FANTASISTA」「ペダル」と、先程やった曲へメドレー形式でつなぐ。

しかもスカやボサノバなど、アレンジを微妙に変えてある曲もちらほら。

それに気が付けばこれ、今日やったセットリストをそのまま逆回ししてるんじゃないか?

次々と曲が入れ替わるごとに、その疑問が確信に変わり、ますます興奮が高まる。

すごい…メドレーなどは珍しくないけど、こんな奇抜なアイディアはじめてだ。

しかも彼女は既に2時間15曲を歌いっぱなしだったのに、

ここに来て息をつく間もない、最もハードな曲を用意しているとは信じられなかった。

殆ど疲れも感じられなかったし、技術だけじゃなく体力も1年前を遥かに凌駕してると感じたのでした。

それから「小さな勇気」のワンフレーズを、マイクを使わず完全なアカペラで披露したのも素晴らしかった。

今回、彼女が会場を選ぶ基準に音の良いホールということを重視したそうですが、

オペラなど生音の演奏に使われる愛知県芸術劇場は、まさにこういった演出にうってつけ。

一瞬にして無音に、そしてスムーズに次の曲に切り替えるバンドとの阿吽の呼吸も見事でした。


最後のMCでの挨拶後、一旦はけていたバンドメンバーからキーボードの荒幡亮平さんだけ再び登場。

ラストは唯一まだ披露されていない彼女のオリジナル曲「心の旋律」のピアノver.

シンプルな演奏にスポットライト、そしてスクリーンには彼女が卒業制作した写真の数々。

そのコントラストがダイレクトに心に刺さる。

逆順メドレーで度肝を抜かれたけど、その熱狂を一気に引き戻す圧倒的な世界観でした。

このライブの前に彼女の卒業制作が展示されていたのだけれども、

列が出来ていたため、立ち止まってじっくり眺めることは出来なかったのですが、

こうやって曲と一緒に眺めると、いかに歌詞と連動した作品なのかが良く分かる。

確かこの卒業制作を見て涙した人がいたという、同じ学校の方のツイートを3月に見たのだけど、

なるほどそれは誇張でも何でもないなと、思わせるに十分な説得力の演奏だったと思います。

この日、ずーっと笑ってたけど、この曲だけは心が震え、涙腺キープ出来なかった。



さて本編の感想は以上です。

もう1ヶ月経ってしまってるので、記憶が曖昧な部分も多々ありましたが、

総合的に見て「1年の成長を見せる」という彼女のテーマは見事に達成できていて大満足。

ピアノやアコギの演奏などのサプライズも良かったけど、

何より歌のレベルが格段に進歩しているのがハッキリとわかったのが良かった。

さらに新曲「色えんぴつ」という、歌手として新たな方向性を示せたのも素晴らしい。

アイドル的な派手さは全くないのだけれど、確固たる意図が伝わる構成も本当に凄かったです。

そして、彼女の新たな武器と言える「写真」と音楽の融合。

何気ない日常から切り取った一コマが、歌の世界をこれ程にまで豊かにしてくれるとは思わなかった。

これは彼女独自の表現手法として、これからも伸ばして行って欲しいですね。

10月に追加公演として仙台、武道館において「ココロノオト」が開催されると発表されましたが、

彼女のさらなる成長が見られることを、楽しみにしたいと思います。


それから彼女の1stアルバムがこれに合わせて発売されるのは本当に喜ばしいことです。


ももクロ有安杏果、10月に1stソロアルバム発売&日本武道館ワンマン開催
音楽ナタリー

ファンの皆から新曲が発表されるたびに「早く出してくれと」急かされても、

頑なにフルアルバムで出す事にこだわった、有安杏果渾身の一作になるでしょう。

職人気質の彼女が作り上げる音の世界、本当に楽しみで仕方ありませんキラキラ

しかし発売までまだ2ヶ月以上もあるので、今から聴きたくてウズウズしています。

まぁ、限定盤Bのvol.1ライブ音源の編集作業や、

恐らくは「ココロノオト」に向けて彼女が用意しているであろう、新曲が収録されることを考えれば、

これくらいの我慢はどうということはないのですけどねDASH!

ももクロとして新シングル「BLAST!」の発売。ライブ&フェスラッシュ。

ソロとして宗像フェスへの出演等、本当に楽しみが尽きないです。

私はなかなか現場には行けませんが、これからも末永く応援し続けて行きたいと思います