映画「かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」の感想
土曜日にようやく映画「かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」を見てきました。
映画『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』公式サイト
百田さんが登壇する舞台挨拶もあったようですが普通に子供達がいる劇場で
元々は観に行くつもりはなかったのですが、ネットでの評判があまりにも良すぎる。
特にガチゾロリ勢のみなさんが内容と共に、百田さんの演技も絶賛してくださってたので、
俄然興味が湧いて行く気になったら、ムービーチケットが懸賞で当たるというラッキーが発生
早速行くぞ~と意気込んでたのですが、こんな感想ツイートを見つけて躊躇したのでした。
ゾロリのママ、ゾロリーヌはかいけつゾロリ本編にもちょくちょく登場するメインキャラクター。
つまり原作者の原先生やファンにとっては30年間、60巻分の想いが詰まっていることになります。
ベテラン声優、玉川砂記子さんが既に声をあてている人気キャラに、
その若い頃の声をゲストとして芸能人声優があてるというのは、
下手するとこれまでのイメージをぶち壊し、大ひんしゅくを買う危険性が大いにある。
過去に相武紗季さんがゾロリ映画のゲストヒロインキャラに声を当てたことがありますが、
それとは比べ物にならないほどの重責が、百田夏菜子には押し寄せていたのです。
そんなことに気づいてしまっては、しっかりと原作を知った上で見に行きたくなるのがオタクというもの。
というわけでアニメ1期のDVDからママ関連の強い話の入ったDVD(1、2、17、18巻)をレンタルし、
パパと思われるゾロンド・ロンが大活躍する長編映画、
「映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」もAmazonプライムビデオで視聴。
(アマプラでは権利上、本編は2期からしか配信されてない。)
見てみた感想は、子供向けだからくだらないおやじギャグやオナラ連発したりするのだけど、
とにかく話のテンポが良くてめちゃくちゃおもしろい
そして笑いやアクションだけではなく、昭和を彷彿させるよな人情話がジーンとくる。
特に母子の愛と絆の強さを感じさせられる話には、涙せざるを得ませんでした。
ざっと見てもゾロリーヌというキャラクターに込められた想いは、決して軽いものではない。
これは本当に大変な役を貰ったのかも知れない…。
そんなことを思いつつ、ようやく劇場へ足を運ぶ事がかなったのでした。
映画を見てきた感想なのですが…本当にすっっっごく面白かった
70分にギュッとやりたい事が詰め込まれ、怒涛のように展開しつつもしっかりまとまってる。
最後までに全ての伏線が回収され、ZZマークの秘密が明らかになる瞬間の感動は本当に凄まじい。
コミカルだけど決めるとこ格好良く決めるゾロリ先生と、ニヒルな格好良さをもつゾロンドと、
一人二役の山寺宏一さんの演技は本当に素晴らしく、声優ファンならずともその魅力の虜になるでしょう。
まるでタイプの違う2人の王子様が姫を助けるような話なので、
そういうの好きな女性ならはキュンキュンすること受け合い。
途中に挿入される歌や音楽も良いし、昭和30~50年初期の懐かしさを感じさせる美術もいい。
短い映画だけど、フルプライス払っても得した気分になれる映画と、自信を持ってオススメできます。
そして百田夏菜子演じるゾロリーヌに関しても凄く良かったと思います。
最初の第一声を聞いた瞬間、正直「誰?」って思ってしまった。
後々聴いてると「あぁ百田さんだ」とはわかるものの、それくらい違和感を感じなかったです。
モノノフではない原作ファンならば、我々よりもっと受け入れやすかったかもしれません。
そしてこの役、単なる守られるお姫様的存在じゃないんですよね。
ゾロリを助けて警察を手玉に取るほどのアクティブでキュートな女性だし、
まだ結婚前でゾロリを産んでもいないのに、時折母のような母性を覗かせる。
それがとてつもない大人っぽさを出して本当に魅力的。
更には原作を知っていると、彼女の仕草や言葉にキュンと来ると同時に、
幼き日に母を亡くしたゾロリの心情、天国から心配しつつ見守り続けていた母の心を思うと、
凄まじいまでの切なさに襲われて所々でジーンと来てしまいます。
各メディアに取り上げられた公開アフレコで、ゾロリ達にオムライスを振る舞うシーンがありましたが、
これに続く映画でのやり取りが本当に美しくて、切なくて、涙なくして見られなかったです。
これらは朝ドラで母親役を演じた経験を活かせたのが、かなり大きかったのでしょう。
百田夏菜子は30周年記念という大切な作品で本当に素晴らしい役を頂けたし、
その期待に彼女は十分応える仕事が出来ていたんじゃないかと、私は思います。
それからエンディングでの「夢は心のつばさ」も、物語とリンクしていてとても良かったなぁ。
普通に聴いただけでも名曲なのに、映画を見た後では心への響き方が段違いでした。
個人的には作曲の田中公平先生に、是非ももクロの曲を描き下ろして欲しいなぁ…。
という訳で、百田夏菜子推しならずとも、誰が見ても楽しめる作品に仕上がっています。
子供向けということで早い時間帯にやってて大変ですが、見れば必ず満足出来るでしょう。
まだ見ていないモノノフの皆さんも、是非劇場に足を運んで見てくださいね~
<余談>
それにしてもゾロリーヌ、原作では閻魔様を裁判にかけて糾弾したり、
今作では警察を煙に巻く手際が良すぎたりとかなりの女傑で、
私服がヒッピースタイルっぽかったり、時代背景や街の名前的にも、
もしかしたら学生運動家だったのではとか妄想膨らんじゃいましたw
映画『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』公式サイト
百田さんが登壇する舞台挨拶もあったようですが普通に子供達がいる劇場で
元々は観に行くつもりはなかったのですが、ネットでの評判があまりにも良すぎる。
特にガチゾロリ勢のみなさんが内容と共に、百田さんの演技も絶賛してくださってたので、
俄然興味が湧いて行く気になったら、ムービーチケットが懸賞で当たるというラッキーが発生
早速行くぞ~と意気込んでたのですが、こんな感想ツイートを見つけて躊躇したのでした。
読亡くなってしまったママへのゾロリの愛。そしてオバケになってずっとゾロリを見守ってるママの愛。60巻通して貫かれたその親子愛を読者は知ってるから、本当にささやかな台詞で超泣けるわけです。
— ポンコツポン子 (@kaeruok1) 2017年11月27日
ゾロリのママ、ゾロリーヌはかいけつゾロリ本編にもちょくちょく登場するメインキャラクター。
つまり原作者の原先生やファンにとっては30年間、60巻分の想いが詰まっていることになります。
ベテラン声優、玉川砂記子さんが既に声をあてている人気キャラに、
その若い頃の声をゲストとして芸能人声優があてるというのは、
下手するとこれまでのイメージをぶち壊し、大ひんしゅくを買う危険性が大いにある。
過去に相武紗季さんがゾロリ映画のゲストヒロインキャラに声を当てたことがありますが、
それとは比べ物にならないほどの重責が、百田夏菜子には押し寄せていたのです。
そんなことに気づいてしまっては、しっかりと原作を知った上で見に行きたくなるのがオタクというもの。
というわけでアニメ1期のDVDからママ関連の強い話の入ったDVD(1、2、17、18巻)をレンタルし、
パパと思われるゾロンド・ロンが大活躍する長編映画、
「映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」もAmazonプライムビデオで視聴。
(アマプラでは権利上、本編は2期からしか配信されてない。)
見てみた感想は、子供向けだからくだらないおやじギャグやオナラ連発したりするのだけど、
とにかく話のテンポが良くてめちゃくちゃおもしろい
そして笑いやアクションだけではなく、昭和を彷彿させるよな人情話がジーンとくる。
特に母子の愛と絆の強さを感じさせられる話には、涙せざるを得ませんでした。
ざっと見てもゾロリーヌというキャラクターに込められた想いは、決して軽いものではない。
これは本当に大変な役を貰ったのかも知れない…。
そんなことを思いつつ、ようやく劇場へ足を運ぶ事がかなったのでした。
映画を見てきた感想なのですが…本当にすっっっごく面白かった
70分にギュッとやりたい事が詰め込まれ、怒涛のように展開しつつもしっかりまとまってる。
最後までに全ての伏線が回収され、ZZマークの秘密が明らかになる瞬間の感動は本当に凄まじい。
コミカルだけど決めるとこ格好良く決めるゾロリ先生と、ニヒルな格好良さをもつゾロンドと、
一人二役の山寺宏一さんの演技は本当に素晴らしく、声優ファンならずともその魅力の虜になるでしょう。
まるでタイプの違う2人の王子様が姫を助けるような話なので、
そういうの好きな女性ならはキュンキュンすること受け合い。
途中に挿入される歌や音楽も良いし、昭和30~50年初期の懐かしさを感じさせる美術もいい。
短い映画だけど、フルプライス払っても得した気分になれる映画と、自信を持ってオススメできます。
そして百田夏菜子演じるゾロリーヌに関しても凄く良かったと思います。
最初の第一声を聞いた瞬間、正直「誰?」って思ってしまった。
後々聴いてると「あぁ百田さんだ」とはわかるものの、それくらい違和感を感じなかったです。
モノノフではない原作ファンならば、我々よりもっと受け入れやすかったかもしれません。
そしてこの役、単なる守られるお姫様的存在じゃないんですよね。
ゾロリを助けて警察を手玉に取るほどのアクティブでキュートな女性だし、
まだ結婚前でゾロリを産んでもいないのに、時折母のような母性を覗かせる。
それがとてつもない大人っぽさを出して本当に魅力的。
更には原作を知っていると、彼女の仕草や言葉にキュンと来ると同時に、
幼き日に母を亡くしたゾロリの心情、天国から心配しつつ見守り続けていた母の心を思うと、
凄まじいまでの切なさに襲われて所々でジーンと来てしまいます。
各メディアに取り上げられた公開アフレコで、ゾロリ達にオムライスを振る舞うシーンがありましたが、
— momoiroclover (@momowgp) 2017年10月5日
これに続く映画でのやり取りが本当に美しくて、切なくて、涙なくして見られなかったです。
これらは朝ドラで母親役を演じた経験を活かせたのが、かなり大きかったのでしょう。
百田夏菜子は30周年記念という大切な作品で本当に素晴らしい役を頂けたし、
その期待に彼女は十分応える仕事が出来ていたんじゃないかと、私は思います。
それからエンディングでの「夢は心のつばさ」も、物語とリンクしていてとても良かったなぁ。
普通に聴いただけでも名曲なのに、映画を見た後では心への響き方が段違いでした。
個人的には作曲の田中公平先生に、是非ももクロの曲を描き下ろして欲しいなぁ…。
という訳で、百田夏菜子推しならずとも、誰が見ても楽しめる作品に仕上がっています。
子供向けということで早い時間帯にやってて大変ですが、見れば必ず満足出来るでしょう。
まだ見ていないモノノフの皆さんも、是非劇場に足を運んで見てくださいね~
<余談>
それにしてもゾロリーヌ、原作では閻魔様を裁判にかけて糾弾したり、
今作では警察を煙に巻く手際が良すぎたりとかなりの女傑で、
私服がヒッピースタイルっぽかったり、時代背景や街の名前的にも、
もしかしたら学生運動家だったのではとか妄想膨らんじゃいましたw