「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の魅力をネタバレなしに伝えてみる。
先週の火曜日、ももクロ主演のミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」を観劇してきました。
ドゥ・ユ・ワナ・ダンス? | PARCO STAGE
Twitterを見ていると「1ミリたりともネタバレ見たくない」みたいな人もいるので、
とりあえずはネタバレならない程度に、この舞台の魅力を伝えてみたいと思います。
ネタバレありは時間ある時に、また別に書きますね。
<主演女優が凄い>
今回の舞台、主演はももいろクローバーZの4人が並列して並べられているのだけれども、
間違いなく主演女優は百田夏菜子。
前回の舞台「幕が上がる」においては演出家の役割であったためにあまり目立たず、
どちらかと言えば劇中劇で主演だった玉井、有安のほうが目立っていた印象。
それに対して不満を漏らす赤推しが多かった記憶もあります。
しかし今回は彼女が物語の中心となって動かし、セリフや運動量が圧倒的に多い。
朝ドラ出演などで培った彼女の実力が存分に発揮された舞台になっていました。
特にシルビア・グラブさん、妃海風さんの2人という素晴らしい女優さんを相手に、
まるでコントのようなテンポ良い駆け引きが本当に楽しい。
あてがきということで彼女に近いキャラクターではあるものの、
普段とは違う突き抜けた天真爛漫さとキラキラとした輝きに誰もが魅了されるでしょう。
私はどうしても物語の流れ上、百田夏菜子にばかり目が行ってしまいましたね
もちろん他のメンバーがそれぞれフィーチャーされる場面もあって良かった。
セリフや仕草など、無理に気張った感がなく自然で流石だなと思いました。
あるシーンで自然と体が動いてダンスを踊るシーンがあるのだけど、
わざとらしくなく、スムーズに入って行けるのに目を奪われましたね~。
あと、普段のももクロ曲も沢山のダンサーさんが入るので振り付けも変わるし、
広い舞台を激しく動き回るので普段とは違ったハードさを感じました。
歌もより音が深くて通るように意識して歌っている感じだったし、
新しいももクロの一面が見られる舞台だと思います。
<共演者がヤバい>
今回は本物のミュージカル女優、シルビア・グラブさんと妃海風さんとの共演。
私は舞台もミュージカルも詳しくないので初めて拝見させてもらったのですが、
お二人の演技、歌、ダンス、どれもが圧巻で完全に魅了されてしまいました。
特にももクロ全員が舞台から捌けて最初に歌われるあの曲が素晴らしすぎて、
私は曲が終わるまで終始笑顔が止まらなくなってしまったくらい。
↑このリハとはもう別物。
ダンスも普段ももクロが踊ってる振り付けどおり激しく踊っているのに声量は落ちない、音もぶれない。
ももクロは新しい分野にふれるとき、必ず"本物の実力者"とコラボレーションするのだけど、
まさしく本物のミュージカルスタアの実力をまざまざと見せつけてくれました。
そしてももクロの歌が彼女たちの歌と合わさると…化学反応ヤバいです
普段のライブでも最高にアガるあの曲が、とんでもないことになっています
これは是非劇場で体験してほしいと思いますね。
<音楽が最高>
ミュージカルといっても最近は音源を使ったものも多いですが、
今回はDMBでお馴染みの宗本康兵音楽監督率いるバンドで編成されています。
これが小編成ながら本当に良かった。
もう開幕からすぐのあの曲の入りから鳥肌もの。あらゆるシーンに合わせたアレンジが素晴らしかった。
クライマックスのコーラスとのアンサンブルが凄まじく、私は涙が止まらなかったですね。
あとDMBでお馴染みサックスの竹上良成さんがやっぱり凄い。
一騎当千、彼一人いるだけで大人数のホーンセクションがいるかのように、
楽曲がゴージャスに、ドラマティックに彩りがそえられる。
このメンバーが揃っているDMBを擁するももクロは、やはり恵まれてるなと改めて思いました。
<劇場が良い>
今回の舞浜アンフィシアターという場所がとても良いですね。
古代ローマの円形劇場を思わすような形状でどの席からでも見やすいし、椅子も広め。
キャパ2000人と大きすぎないため、音楽を聴く環境としても丁度いいサイズ。
さらにセンターには新宿コマ劇場を思わせるような多層の回転ステージが仕込まれていて、
これを今回の舞台演出では効果的に取り入れられてます。
登場人物の心情や関係性の変化を、立ち位置や回転する方向などで見事に表現していました。
これから見る人は是非そのへんも注目して見ると、より楽しめると思います。
<気軽に楽しめるエンタメミュージカル>
様々な公式発表を見てネタバレを嫌う人も知っているとは思いますが、
今回のステージではペンライトを振ったりコールしたくなるような演出が含まれています。
いわゆるももクロのライブがおまけとしてついてるような感じ。
本格ミュージカルがみたいといった層には、そういう演出はいらないという人もいると思いますが、
(もともとは私もそっち派)
ストーリー展開に盛り込まれた形なので、私はそれほど鼻につかなかったですね。
ただコールなどは、ステージにいるのはももクロであってももクロではないので、
自分はあまりする気になれなかったかな。(公演2回目だったので皆様子見だったのもある)
あまり鯱張らずに、ワンピース歌舞伎とか2.5次元ミュージカルのような、
「ももクロ+ミュージカル」という新しい見せ方として気楽に楽しむと良いでしょう。
普通にエンタメが好きな人なら楽しめるんじゃないかしら
実際、シルビア・グラブさんや妃海風さんのファンの好意的な感想も目にしますしね
そんなわけで、ざっくりとももクロ初のミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の感想でした。
今回はどちらかと言えば良かったところ探しになってるのでポジティブ意見多めです。
これ以上になると細かい内容に触れないと難しいですからね
とりあえずモノノフさんは安心して楽しめるかなと。特に百田さん推しは必見
少々チケットお高いですが、お値段以上に楽しめる作品になってると思います。
平日なら当日券もまだあるようですし、興味ある方は是非御覧くださいませ
ドゥ・ユ・ワナ・ダンス? | PARCO STAGE
Twitterを見ていると「1ミリたりともネタバレ見たくない」みたいな人もいるので、
とりあえずはネタバレならない程度に、この舞台の魅力を伝えてみたいと思います。
ネタバレありは時間ある時に、また別に書きますね。
<主演女優が凄い>
今回の舞台、主演はももいろクローバーZの4人が並列して並べられているのだけれども、
間違いなく主演女優は百田夏菜子。
前回の舞台「幕が上がる」においては演出家の役割であったためにあまり目立たず、
どちらかと言えば劇中劇で主演だった玉井、有安のほうが目立っていた印象。
それに対して不満を漏らす赤推しが多かった記憶もあります。
しかし今回は彼女が物語の中心となって動かし、セリフや運動量が圧倒的に多い。
朝ドラ出演などで培った彼女の実力が存分に発揮された舞台になっていました。
特にシルビア・グラブさん、妃海風さんの2人という素晴らしい女優さんを相手に、
まるでコントのようなテンポ良い駆け引きが本当に楽しい。
あてがきということで彼女に近いキャラクターではあるものの、
普段とは違う突き抜けた天真爛漫さとキラキラとした輝きに誰もが魅了されるでしょう。
私はどうしても物語の流れ上、百田夏菜子にばかり目が行ってしまいましたね
もちろん他のメンバーがそれぞれフィーチャーされる場面もあって良かった。
セリフや仕草など、無理に気張った感がなく自然で流石だなと思いました。
あるシーンで自然と体が動いてダンスを踊るシーンがあるのだけど、
わざとらしくなく、スムーズに入って行けるのに目を奪われましたね~。
あと、普段のももクロ曲も沢山のダンサーさんが入るので振り付けも変わるし、
広い舞台を激しく動き回るので普段とは違ったハードさを感じました。
歌もより音が深くて通るように意識して歌っている感じだったし、
新しいももクロの一面が見られる舞台だと思います。
<共演者がヤバい>
今回は本物のミュージカル女優、シルビア・グラブさんと妃海風さんとの共演。
私は舞台もミュージカルも詳しくないので初めて拝見させてもらったのですが、
お二人の演技、歌、ダンス、どれもが圧巻で完全に魅了されてしまいました。
特にももクロ全員が舞台から捌けて最初に歌われるあの曲が素晴らしすぎて、
私は曲が終わるまで終始笑顔が止まらなくなってしまったくらい。
【動画】ミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」稽古場から、歌稽古の模様が到着!シルビア・グラブさんと妃海風さんが唄うのは、ももいろクローバーZのあの曲…!?初日まであと21日です! #PARCOSTAGE #DYWD pic.twitter.com/eYYLNyIyES
— PARCO STAGE(パルコステージ) (@parcostage) 2018年9月3日
↑このリハとはもう別物。
ダンスも普段ももクロが踊ってる振り付けどおり激しく踊っているのに声量は落ちない、音もぶれない。
ももクロは新しい分野にふれるとき、必ず"本物の実力者"とコラボレーションするのだけど、
まさしく本物のミュージカルスタアの実力をまざまざと見せつけてくれました。
そしてももクロの歌が彼女たちの歌と合わさると…化学反応ヤバいです
普段のライブでも最高にアガるあの曲が、とんでもないことになっています
これは是非劇場で体験してほしいと思いますね。
<音楽が最高>
ミュージカルといっても最近は音源を使ったものも多いですが、
今回はDMBでお馴染みの宗本康兵音楽監督率いるバンドで編成されています。
これが小編成ながら本当に良かった。
もう開幕からすぐのあの曲の入りから鳥肌もの。あらゆるシーンに合わせたアレンジが素晴らしかった。
クライマックスのコーラスとのアンサンブルが凄まじく、私は涙が止まらなかったですね。
あとDMBでお馴染みサックスの竹上良成さんがやっぱり凄い。
一騎当千、彼一人いるだけで大人数のホーンセクションがいるかのように、
楽曲がゴージャスに、ドラマティックに彩りがそえられる。
このメンバーが揃っているDMBを擁するももクロは、やはり恵まれてるなと改めて思いました。
<劇場が良い>
今回の舞浜アンフィシアターという場所がとても良いですね。
古代ローマの円形劇場を思わすような形状でどの席からでも見やすいし、椅子も広め。
キャパ2000人と大きすぎないため、音楽を聴く環境としても丁度いいサイズ。
さらにセンターには新宿コマ劇場を思わせるような多層の回転ステージが仕込まれていて、
これを今回の舞台演出では効果的に取り入れられてます。
登場人物の心情や関係性の変化を、立ち位置や回転する方向などで見事に表現していました。
これから見る人は是非そのへんも注目して見ると、より楽しめると思います。
<気軽に楽しめるエンタメミュージカル>
様々な公式発表を見てネタバレを嫌う人も知っているとは思いますが、
今回のステージではペンライトを振ったりコールしたくなるような演出が含まれています。
いわゆるももクロのライブがおまけとしてついてるような感じ。
本格ミュージカルがみたいといった層には、そういう演出はいらないという人もいると思いますが、
(もともとは私もそっち派)
ストーリー展開に盛り込まれた形なので、私はそれほど鼻につかなかったですね。
ただコールなどは、ステージにいるのはももクロであってももクロではないので、
自分はあまりする気になれなかったかな。(公演2回目だったので皆様子見だったのもある)
あまり鯱張らずに、ワンピース歌舞伎とか2.5次元ミュージカルのような、
「ももクロ+ミュージカル」という新しい見せ方として気楽に楽しむと良いでしょう。
普通にエンタメが好きな人なら楽しめるんじゃないかしら
実際、シルビア・グラブさんや妃海風さんのファンの好意的な感想も目にしますしね
そんなわけで、ざっくりとももクロ初のミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の感想でした。
今回はどちらかと言えば良かったところ探しになってるのでポジティブ意見多めです。
これ以上になると細かい内容に触れないと難しいですからね
とりあえずモノノフさんは安心して楽しめるかなと。特に百田さん推しは必見
少々チケットお高いですが、お値段以上に楽しめる作品になってると思います。
平日なら当日券もまだあるようですし、興味ある方は是非御覧くださいませ