【CROWN POP】灼熱地獄と化したビル屋上で6ヶ月ぶりにアイドルを見た【スタプラ】 | 新規おっさんノフのブログ

【CROWN POP】灼熱地獄と化したビル屋上で6ヶ月ぶりにアイドルを見た【スタプラ】

8月15日、晴天。

それどころか東京都内は最高気温36℃を記録した猛暑日。

そんな日にもかかわらず私は、渋谷ハチ公前近くのビルの屋上で全身に陽光を浴びていた。

基本的に夏が苦手で引きこもり体質のくせに、こんな場所にいるのにはそれなりの訳がある。

それは、スターダストプラネットに所属するアイドル「CROWN POP」初の全国流通アルバム、

「LIFE」のリリースイベントがあったからなのでした。





このアルバム、既存曲5曲を含めた全10曲が入って千円とリーズナブルな「LIFE <is happy盤>」と、

メンバーをフィーチャーした新曲6曲が入った豪華版「LIFE <is beautiful盤>」の2種類があり、

今回はこのis beautiful版にTシャツやトートバッグのついた、

受注生産豪華版を注文した人だけが参加できるプレミアムな特典会なのだ。

スタプラアイドルは2月末でほとんどの客入れイベントが無くなってしまったため、

実に6ヶ月ぶりにCROWN POPを見られることになる。

これは絶対に参加しなきゃならんということで応募。

2日間で6公演あるものの、人数多い回は抽選になるということで、

石橋叩いて渡る性格の私は、あえて人気のなさそうな土曜の真っ昼間を選んだのでした。

狙い通り無事当選したんですが、当日は絵に書いたような猛暑日。

氷嚢や凍らしたドリンクを保冷袋に入れ、塩タブレット、ハンディー扇風機装備と万全の体制で出陣。

まぁそれでも死ぬほど暑かったんですけどね晴れショック!

こんなに暑いと感じたのは、あのエコパスタジアム桃神祭以来だった気がするなぁ…。


イベントは受付時間に事前に登録した名前の身分証を提示、

事前申請したCD購入枚数の金額を払って参加券を受け取るシステム。

そのやり取りもビルの屋上へ向かう階段で行ったため、

なるべく蜜にならずにスムーズなやり取りが出来て良かったと思います。

その後、建物内で待機したあと、集合時間になってから設営されてる屋上「MAG’s PARK」へ。

約1mくらい間隔を互い違いに開けた椅子が70席ほど、(通常はオルスタの会場)

野外イベントだし、コールや歓声が禁止という条件だからこそ出来るセッティングです。

特典会エリアもメンバーとの間はアクリル板で仕切られていて、

出来る限りの感染症対策をされていたのではないかと思いました。


座席について少ししたらイベント開始。

いつもは出囃子的な曲である「ARE YOU POPPER?」から入るのだけど、

この時はそれがかからずにスル~っとメンバーが入場してきた。

あっけにとられすぎて久々にクラポを見られたという実感がわかず、

暑さもあってか何だか幻を見ているかあのような感覚に襲われました。

そうしているうちに1曲目「サマータイムルール」がスタートして現実に引き戻される。

目の前に間違いなくCROWN POPのメンバーたちが踊っている。

それだけでなんだか胸の奥にキューンとこみ上げて来ます。

さらに、先程感じた現実味のなさの正体にしばらくして気がついた。

顔小さっ! 肌白っ! 手足長っ! ウェスト細っ!

6ヶ月もの長い間、アイドルというものを肉眼で捉えていなかったからか、

彼女たち全員のビジュアルの高さに改めて驚くキラキラ

特に今回の衣装が、スキニージーンズにグッズのTシャツをインしたものだったため、

シルエットの美しさが際立って、スタイルの良さをいつも以上に実感できたのだ。

まるでお人形さんみたいな美女達が目の前で舞っているのだから、

その光景をしばらく現実のものとして受け入れられないのは仕方ない事だったのだ。


さて、目の前の光景に心を奪われていても「サマータイムルール」は続く。



コールが出来ないけれども、この楽曲はクラップやフリコピがとても簡単でノリやすい。

ピーカンの夏空の下で、浮かれぽんちな夏曲が披露されてるのだから楽しいに決まってる音譜

1曲目にこれを持ってきてくれた人最高か、本当にグッジョブですグッド!


2曲目はクラポのライブでは定番曲だけど、今回初CD化された「青天コンパス」。



またしてもこの日の空色にピッタリなロックチューン、クラポは本当に青が似合う。

そしてこの曲を聴いてる最中に気づく、「あれ?みんな歌上手くなってね?」と。

特にメインボーカル組以外のメンバーの声が、以前より厚みが強くなってる感じ。

生歌補正ということじゃなくて、明らかに今までより腹の底から声が出ている。

アクセントも強くなっていて、歌詞のひとつひとつがよりはっきりと聴こえていた。
(翌日に配信されたクロフェスの「Boot!!!」を聴くとより顕著だった)

コロナ禍でボーカルレッスンが出来ない日々が長かったであろうに、

いつの間に修練していたのだろうと若い子らの成長の早さに感心してしまう。

そしてもちろん、メインボーカル組の2人も以前より増して絶好調だった。

青天コンパスは、ライブver.では落ちサビの部分がアカペラになるのだけど、

屋上に広がる青空の下、高らかに歌い上げられたそのパートは本当に素晴らしかった。

里菜の透き通るような爽やかな高音は、遥か遠くにまで響き渡るかのようだったし、

三田美吹の深く深く響き渡る、雄大な声に包まれると心が震える。

また彼女の音圧の強さに圧倒されるのは、まさにライブで生音を聴く醍醐味。

改めて現場が帰ってきたことに喜びを感じたのでした。


3曲目は、アルバムの表題曲にもなっている「LIFE」。



この自粛期間中に生まれた、会えなくてもファンとの強い絆をストレートに歌った曲。

これを生で聴くことが出来る日が来るなんて、ファンとしてはそれだけでも感無量です。

しかも先程も語ったとおり、皆の歌詞を伝える力が強くなっているので心に突き刺さりまくる。

特にラスサビの田中咲帆のソロが素晴らしくて涙が溢れてきました。

これまで私は彼女の歌が強いとは思っていなかったのだけど、

その切なさを帯びた声質もあって、めちゃくちゃ心に響いて感動しました。

新曲なので、まだコールも何も固まってない曲なのだけれども、

レスを送ったり、ラストの手をふって「ラララ」と歌うパートは、

この状況下にも関わらずファンとメンバーの一体感が出ていたと感じました。

3曲と時間にしたら短いミニライブパートだったけれども、

半年という長い自粛期間をへて、久しぶりに見られたパフォーマンスは最高に楽しかった。

何より「LIFE」という曲が最後に聴けたのは感動的でしたし、とても満足でした。


ライブが終わり、一休みしてからの特典会の時間。

灼熱の屋上での特典会な上にディスタンスを守らなければならないので、

時間を区切って整理番号順に10人ずつ屋上に並んで、

メンバーとはマスク着用でアクリル板越しに会話するスタイルでした。

私は遅い番号だったので、一旦ビル内の喫茶店で飲み物飲んでから時間を見て屋上へ。

今回は特典券1枚でオリジナルマグネット、2枚でアクリル板越しに写真撮影、

3枚で全員サイン入りのポスターがもらえ、その少しの間でメンバーと対話も出来る。

最大12枚買えるので、メンバー全員の写真撮ってる熱心なファンもいました。

私はといえばサイン入りポスターのみ、推しの美吹ちゃんと10秒一本勝負に掛けるDASH!

いよいよ自分の番が回ってきて、三田さんの目の前に進むと何やら喋りかけてくれた。

しかし、アクリル板で仕切られてる上に野外なのでほとんど聞こえないえっ
(他ファンの方の話を聞いても、全く会話にならなかったという人も多かったみたい汗)

何とか聞き取ろうと耳の方をアクリル板に近づけてみると、

美吹ちゃんの方も顔を近づけて「Tシャツおそろいですね!」と大きな声をかけてくれた。

いやまって、近い近い。アクリル板ごしとはいえ通常の特典会より距離が近いって!?

マスクはしてるけど大きな目がニコニコしながら真っ直ぐにこちらを見ていて、

その美しさに吸い込まれてしまいそうになって凄いドキドキしてしまった。

しかし親子ほど歳の離れたおっさんがキョドるのはかっこ悪いので、何とか平常心を保つ。

今日一番印象深かった「青天コンパスのソロパート、凄く良かったです!」と大きな声で伝えると、

「ありがとうございます!」と特大の笑顔と癒やしボイスで返してくれた。最高かな。

「生で歌が聞けて本当に嬉しかったです!」と伝えたところで時間終了。

「ありがとうございます」とニコニコ手を振りながら、次の列が来るまで目を合わせてくれた。

うん最高だな。

15秒ちょいの出来事だったはずなのだけど、もの凄く心に残る光景だった。

またいつか、ライブがあるときには必ず行こうと心に誓いつつ、帰路についたのでした。



そんなわけで何から何まで最高のイベントだったのですが、怖かった点を少しだけ。

やはり暑さによる熱中症が怖いなぁと。

水分や塩分とって、帰って水風呂にも入ったけど、軽度の症状が後から出てびっくりした。

私の歳のせいもあるとは思うけど、思った以上にこの酷暑は体にダメージをあたえる。

特典会の時にメンバーもあからさまに日差しがつらそうだったし、

なるべくなら野外イベントは真夏日中以外でやって欲しいと思いました。

まぁ今回は状況的に、野外でしかやれないのは仕方なかったんですけどね。

それから会場の中では感染症対策がしっかりしてたと思うのですが、

会場の外でテンション上がったオタクが密になって喋ってたのはちょっと怖かったかな。

現場の外の活動までは運営側も強くは言えないので仕方ないですけれども。

今後、アイドルの現場でクラスター発生するとしたら、

イベントの前後の不特定多数による会合が危ないと思うので、気をつけたいところですね。



とりあえずは今回のレポートは以上になります。

コロナ禍でのイベント開催は手探りで、まだまだ試行錯誤中といったところですが、

同日にアメフラっシもライブ開催したりと、ようやく最初の一歩が踏み出せた感じですね。

やはり実際に現場でパフォーマンスが見られて、直接声が届けられる空間は格別でした。

今後もまだまだ難しい状況が続くとは思いますが、

アイドルの皆さん、それを支えるスタッフの皆さんに頑張ってほしいです。

私も一ファンとして、出来る限り応援をして行けたらなと改めて思ったのでした。