「はぁ...緊張した。心臓飛び出るかと思った。」


無事にけやき坂の敷地を後にしたラクダと進撃は、欅坂近くの公園で休憩していた


「前部長に、あんなに強気で話していたのに?」

「進撃、それは言わない約束だよ?」

「あはは。ごめんごめん。でも、ラクダが勇気出してくれたおかげで助かったし、優位で不可侵協定も結べたよ。」

「進撃がいてくれたから、なんとかなった。1人であそこに行くのは無理。」

「それは分かる。」


副部長に報告するべく、数分休憩して欅坂に戻る2人





「ラクダと進撃、助かったよ。」

「いえ。」

「けやき坂の前部長が、内情を全て話してくれました。」

「前部長も頭を抱えてるんだろうね。」


ラクダと進撃の報告に、冷静に話を聞く副部長


「2人とも、ありがとう。このことは部長にも伝えておくよ。」


そうして、報告を終えた2人は教室に戻って行った





「副部長。」

「ん?」

ひと息ついてソファーに腰掛けた瞬間、キョウケンが副部長に声をかけた

「スマホ。」

「スマホ?」

「着信入ってると思うので、確認してみてください。」

「ん?」

キョウケンの話を聞いてもピンと来ることがなく、とりあえず、言われた通りにスマホを見てみることにした


「あ...やばい。」