映画化する気が満々の力作…「ブルーモーメント」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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なんでこれ映画化したんだろう?ってものまで連ドラを映画化してしまうフジテレビ。




今やスポンサー収入が頭打ちのテレビ局は放送外収入をいかに上げるかに躍起になってるわけですが、




TBSが「TOKYO MER」の劇場版がヒットしたので、ウチもああいうのをやらないとな…って話になったのか…(憶測です)

このドラマ、どう考えても映画化する気が満々の作品に見えてなりません。




フジテレビ  水曜22時

「ブルーモーメント」第1話


主演…山下智久

脚本…浜田秀哉

演出…田中亮




山下智久の代表作「コード・ブルー」や先述の「TOKYO MER」と比較するのは敢えてやめときます。




このドラマの主人公、晴原(山下智久)は気象庁気象研究所の研究官。

内閣府が防災特命大臣をたて、その肝いりで発足したSDM(特別災害対策本部)の気象班のチーフでもあります。




大臣の園部(舘ひろし)は晴原の恋人で同じ気象学研究者だった灯(本田翼)の父親でもあり、災害時に死んだ灯の遺志を継いでこの組織を立ち上げ、晴原も協力しているのでした。




晴原はテレビにお天気キャスターで出ている時はにこやかで親しみやすいキャラですが、いざ気象に関しての防災面となるとクールで厳格なキャラになります。




ま~山下智久のお得意キャラではあるんですが、初回を見ての懸念点は、晴原は今回のようにいざ雪崩事故が起きてしまうと、




救助隊が二次災害にあわないように、状況を分析して危険を避けさせるくらいしかやることが無いんじゃないか?ってことで、




漫画では気にならなくても、ドラマだと主人公自身にあまり動きが少ないのはネックでは?と思ってしまいました。




仰々しい特別車両で乗り込んでもその場でやれることって、東京にいてもできそうなことなのでは?と思ってしまったりもするわけです。




災害現場での救助隊と医師の関係性とは

違いますからね。

現場でいかにSDMの気象班が活躍できるかがポイントです。




ただ、気象学から見た自然災害を描くというのは、今までなかったですし、異常気象で毎年何かしらの災害は起きてますから、題材としては期待しています。




お約束のようにSDMを快く思わず、何かと足を引っ張りそうな総務大臣(真矢ミキ)がいたり、




灯のいとこで晴原を敵対視するレスキュー隊員の優吾(水上恒司)がいたりと、そこ要る?って要素もからめそうですが、




興味深いエピソードが見られることを第一に期待してます。

今回の評価は…7