Aja 【彩:エイジャ】 | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ

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12月17日、今年6度目の東京…

 

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丘の上じゃ

人は何かを見つめることはしない

彼らはあまりにも物事に無関心…

バニヤンの木の下では

チャイニーズ・ミュージックが流れる

ここは海を見下ろす観光牧場

Aja

10セント銀貨が宙を舞ったら

俺はお前のもとへひと走り

 

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丘の上じゃ

人はただ時間を浪費するだけ

見返りなんて何もない

今夜は夜空に二重のらせん模様

武器なんか捨て去って

うまくやるのさ

Aja

10セント銀貨が宙を舞ったら

俺はお前のもとへひと走り

 

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丘の上じゃ

俺がけっこううまくやっていると

もっぱら巷の噂

チャイニーズ・ミュージックは

俺を自由な気分にしてくれるし

四角いバンジョーの音色も

なんともご機嫌なサウンドだ

Aja

10セント銀貨が宙を舞ったら

俺はお前のもとへひと走り

 

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Up on the hill

People never stare

They just don't care

Chinese music under banyan tree

Here at the dude ranch above the sea

Aja

When all my dime dancin' is through

I run to you

 

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Up on the hill

They've got time to burn

There's no return

Double helix in the sky tonight

Throw out the hardwire

Let's do it right

Aja

When all my dime dancin' is through

I run to you

 

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Up on the hill

They think I'm okay

Or so they say

Chinese music always sets me free

Angular banjoes

Sound good to me

Aja

When all my dime dancin' is through

I run to you

 

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"AJA" by STEELY DAN

from album "AJA(彩:エイジャ)" (1977)

written by Walter Becker & Donald Fagen 対訳/橋本ユキ UICY-93520より

 
 
 
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僕が東京に行く…毎度の通り目的はライヴ参戦。
 
ただ、COVID-19による行動制限が徐々に緩和されてきたとはいえ、僕を取り巻くネガティヴな状況はなかなか緩和とはいかない。
 
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それでも体調面では9月に白内障の手術を終えたことで大きくステップアップしたのは確か。
それに比べると座骨神経痛によって起きた脚の筋力低下改善はスローペース。
 
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それ故に今年の上京においてライヴ前の東京探訪(?)は移動距離を抑えていたが、10月には僕の首都圏遠征の原点だったビナウォーク(小田急海老名駅前)まで足を運べた。
 
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11月は計算違いで滞在時間を短く設定してしまったので、次の機会には…と考えていた場所…それは明治神宮。
 
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神宮外苑の銀杏並木や新宿御苑には何度も足を運んでいるし、代々木公園には大学受験の時(どんだけ昔やねん…)に行ったことがあるけれど、何故か明治神宮はエアポケットのように訪れたことがない
 
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でも、神宮の杜が「人工林」ということはずっと気になっていたし「神宮外苑再開発」にも大きな関心を持っていた。
 
それは僕が大学で樹木を相手にする学部に籍を置いていたからかも知れない。
 
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JR新宿駅で下車し、小田急線の踏切を跨いで代々木口から境内に入る。

 

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しかし、北参道をまっすぐ行かずに宝物殿と至誠館の方へ。

 

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それは出来る限り広く歩いてみたかったからだ。

 

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そして、西神門から本殿に入る。

 

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目を引いたのは本殿建屋に寄り添う楠(くす)の巨木。

 

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事前の調べで楠の巨木があることは知っていたが、実際に見ると…カメラのフレームに収めるのに一苦労。

 

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本殿右手の木は絵馬に囲まれていた。

 

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本殿左手の木は1本ではなく2本で「夫婦楠」と呼ばれているらしい。

 

「夫婦〇」と呼ばれるものはいろいろあるが、ここまで一体感のある樹木の姿はちょっと類を見ない。

 

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この3本も建造時に植栽された木なのだとか。

 

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南神門から本殿を出て三の鳥居を見た後、本殿に戻り東神門から北参道へ出て二の鳥居へ向かう。

 

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まわりくどいが、なるべくルートをダブらせないように考えてのこと。

 

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木製の鳥居としては日本一とのことだが、現在ではこれだけの材料を入手するのは…かなり難しいだろう。

 

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一の鳥居の方向へ行くと、酒樽がズラリ。

ま、神社にはよく見かけるがさすがに数が凄い。

 

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新潟の蔵元16銘柄がほぼ中央に並んでいた。

 

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振り返るとワインの樽が並んでいたが、神社ではちょっと覚えがない。

ウィスキー樽なら思い当たるが…

 

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フォレストテラスやミュージアムといった施設は興味がなかった(しかもミュージアムは休館中)のでパスしたが、御苑には寄ってみた。

 

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さすがにモミジなどの時期が合わず、彩に欠けるのは仕方ないか。

 

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清正井は水が止まっていた…?

 

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パンフレットにあるようにツツジや花菖蒲などの時期ならば見応えがあることは十分想像できた。

そのツツジ、2~3mの高さに仕立てるのは珍しい気がする。

 

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モミジが撮れたのはこれぐらい。

 

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そして一の鳥居から境内を出た。

 

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JR原宿駅の前を北へ向かって歩き、次の目的地へ。

 

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国立競技場…

 

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…ではなく、その隣の明治公園。

 

競技場の周囲は神宮外苑の銀杏並木と共に何度も歩いているが、外苑門側を訪れるのは初めて。

 

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動機は日本テレビの番組「THE 鉄腕 DASH」内の企画「新宿DASH」の新プロジェクトの舞台になったこと。

 

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この番組は「DASH村」が立ち上がった頃から少しずつ観るようになった。「DASH海岸」や「DASH島」なども興味深く観ているが、舞台となる場所をここなら自分の目で見ることができる…そう思った。

 

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最新の放送分に比べれば当然造成は進んでいて植栽もされていたが、工事中の部分もまだまだ…という感じだった。

 

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「森」と言うにはそれほど広くないが、今後の展開がどうなるか…番組も現地も見続けてみたいと思った。

 

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ついで(?)に銀杏並木に行ってみたがさすがに…

 

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…ほぼ散っていた。

 

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ここから地下鉄大江戸線で築地のライヴハウスへ向かう。

 

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何故、今回のタイトルを "Aja" にしたのか。

 

MUSES は今回のライヴでAORカヴァーを演るとの予告があり、そのヒントとしてギタリストの Rieさんが「難曲」と「アジャコング」というワードを挙げていた。

 

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AORで「難曲」…その時点で僕の頭には STEELY DAN の "Aja" が浮かんだのだが、これまでのように MUSES の4人で "Aja" をどう演奏するか…イマイチ想像ができなかった。

 

 

ただ…6年前の2017年10月29日、佐藤奏さん15歳のバースデイ・ライヴでアルバム "Aja" 収録曲 "Home At Last" を演奏したことが僕の記憶に強く残っていて、ならば "奏パパ" 正則さんだけでなく奏さんもアルバム "Aja" を耳にしているだろうから、 いずれ奏さんが "Aja" を叩く姿を見ることができるかな…と、朧げな期待をずっと持っていた。

 

 

今回は4人ではなくゲストのサックス奏者、今井晴萌さん加えた5人体制。

それならありか…と、Rieさんが曲紹介した瞬間に納得したと同時に僕のテンション爆上がり(笑)

 

しかし「難曲」はともかく「アジャコング」って…(笑)

 

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カヴァー曲の演奏ではRieさんが普段とは違う音色やプレイが聴けるのが楽しみなのだが、この曲に関しては奏さんがどう叩くかが最大の関心事。

なにしろ Steve Gadd の名演のひとつに数えられる曲。

 

常々 Rieさんも言っているが、コピーではなくカヴァーだからオリジナルと違って当然。僕も違いを楽しむのがいいと思う。

 

 

この日、僕は予想を大幅に上回るぐらい楽しめた。

 

"Aja" を演奏した1部が終わった休憩中に、物販コーナーにいらしたRieさんのボス、村上社長と佐藤正則さんと話すことができたが、参考にする動画などの素材があまり存在しないことに苦労されたようだ。

 

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実際、アルバム "Aja" をリリースした頃の STEELY DAN はライヴ活動をしていなかったし、90年代の再編後の "ALIVE IN AMERICA" (1995) と Walter Becker が亡くなった後の " NORTHEAST CORRIDOR - STEELY DAN LIVE!" (2021) しかオフィシャルのライヴ・アルバムはない。

 

オフィシャルのライヴ映像作品となると "Two Against Nature : Steely Dan's Plush TV JAZZ-ROCK Party (シークレット・ライヴ・イン N.Y)” (2000) ぐらいなもので、これに "Aja" は収録されていない。

 

 

あとからYouTubeで探してみたところ…ないこともないが、あまり良質とは言えないものばかりだった。

 

 

本家のエンディングと違って MUSES は短く終わっているが、むしろシャープな印象で良かったと僕は思った。

 

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物販は…MUSES、Rieさんと奏さんのアイテムはひと通り持っているので、キーボードの深井麻梨恵さん、ベースの芹田ジュナさん、ゲストのサックスプレイヤー今井晴萌さんのCDをゲット。

 

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翌日、新潟に戻ると…

 

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…いよいよ本格的にモノクロームな色彩の季節の到来だ。

 

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今日は大雪警報発令で…

 

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…積雪は一気に30㎝。

 

この先が思いやられる…(;^_^A