井上ひさしさん生誕77フェスティバル2012の第8弾ファイナルの作品『組曲虐殺』観てきました。

小説「蟹工船」で知られている左翼プロレタリアート作家の小林多喜二を題材にした舞台。

全体としてはシリアスなストーリーながら、コミカルな場面や、出演者による歌も散りばめられ、井上ひさしさんらしい本だな~と感じました。

そして井上ひさしらしいもう一つのポイントは、場面場面が丁寧に描かれていること。これでもか、これでもか、って感じ。ゆえに、長い。途中休憩15分をはさんで3時間15分。軽演劇としては長~い(--;)

出演者の方々も、カーテンコールのときは憔悴してましたが、頑張ってたな(^o^)v

高畑淳子さん。苦労人だけあって、落ち着いてどっしりした演技で、観ていて安心感があります。

石原さとみちゃん。歌はあまり得意じゃあないみたいだけど、一所懸命演じてました。ときにキラリと光る演技も見せてくれて、いいなと感じました(^_-)

物語は昭和はじめの第二次対戦前、赤狩りの時代。
そして、井上ひさしの生きた昭和。
昭和の匂いたっぷりの作品でした。

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