『ゲンロン 16』に加えて。


ついに『センスの哲学』が来ました。




東浩紀と並んで、


メイヤスーの話を扱った頃から注目の。


千葉雅也さんの最新著作です。



…なんでも「生活と芸術をつなぐ」という


なんとも魅力的な1文が。。


(銀色の○の部分に白抜きで印字されてます)


生活、なんて言葉が出てきたら


デューイの『経験と芸術』と思い出します。



ただ、巻末に参考文献というか、


読書ガイドもありますが、


デューイの名前はありません。




ついでに「センス」と言えば。


自分のなかでは真っ先に


中村雄二郎の名前が出てきます。


共通感覚やパトスの知の概念を駆使し、


芸術を深く考察した日本を代表する哲学者です。


でもこれも名前がない…。






…たぶん違う文脈で「センス」を扱っているのだと思います。


これはあらたな文脈を獲得できるチャンスかも。


まずは、読んでみたいと思います。




音楽に関わる者として、


必読だと勝手に思っていますので、


とても楽しみです。




読んで良かったら、


読書感想文をブログにのせるかもしれません。


あまり期待せずにお待ちください。。。


それでは。






ちなみに下の2冊とも、


読み終えました(4月22日、読了)。



1日ずつで読めました。

でも特に『センスの哲学』は

芸術哲学者ランガーの本の副読本?

みたいな感じで、

とても面白く読めました。

変な話ですが、いい線いっていると思います。

美学や芸術哲学をかじってみたい人には

とてもおすすめできる本だと思いました。

いわゆる「分節化」ということについて

違った視点を得られると思いました。



またGWに再読したいと思います。

どんな風に読めるか、本当に楽しみです。