文化系寄り道倶楽部

文化系寄り道倶楽部

アラフォーで2児のパパであり、80年代の音楽をこよなく愛し、ガンプラを愛で、パソコンをいじくり倒し、台所を妻から奪い取り、キングの小説におびえ、究極超人あ~るで笑いころげ、夜な夜なUST配信をしている

Amebaでブログを始めよう!

エブリスタという、小説の投稿サイトがございまして、そちらにいくつか作品をアップしております

今回『三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第87回 「女同士/男同士」』なるものがございましたので、作品を応募してみました

 

男同士、女同士って、いろいろありますよね

今回は、青年期に感じる友達との距離感のお話とファミレスで繰り広げられるとんでも女子トークを中年男性の視点で描いてみました

 

是非読んでみてくださいね

感想など頂けると、泣いて喜びはしませんが、少しにやけながらお返事を書かせて頂きますw

 

男同士

『蒼い空』

男同士

男子高校生の微妙な距離感を描いてみました

授業をサボって屋上で語り合う二人
青い空を見上げながら、二人はふと、お互いを意識しあい・・・



スタミナバナナ

 

女同士

ファミレスで遅い昼食を取ろうとした中年男性の後ろの席で繰り広げられる会話劇

女同士の会話は、男性にはまるで理解できない

バナナダイエットをしている女子と、スタミナ丼をお昼に食べてきた女子のとんでも女子トーク

※これは実話を元に創作されています

 

 

「人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間シェア」

最終日でございます

 

山作戰 / 山作戰(2009年)

 

 

 

ここにきてインディーズアーチストの登場ですので、略歴をご紹介します

 

山作戰(やまさくせん、1972年生まれ )は日本のインディーズ・アーティスト。

山作戰は音楽活動での活動名。本名:高山 真
静岡市清水区蒲原在住。
熊本県天草郡生まれ。
高校で演劇に没頭、頼まれて劇中歌を初作曲。
脚本家になろうと東京へ。挫折して以来21年間音楽活動。
インディーズで生計を立てられるようになり
ネットで日本中と繋がりながら蒲原へ。
作曲、録音作業をし全国へ届ける生活へ。

標準語、方言などを縦横無尽に愛する性質から生まれる歌詞、ねじれつつ沁みるメロディーが大人のあなたに刺さるだろう。
オリジナリル曲のみを弾き語りするライブでは、演奏中とは打って変わってついニヤニヤするおしゃべりも。

2018年3月9日「ヤマサク春のセンまつり」と題して静岡グランシップ中ホールでの
1千人規模のコンサートを成功させた。
取材期間2年をかけて桜えび漁の風景と思いを研究して描いた「ゆいのうた」、静岡県内の宿場名を織り込んだ「俺の東海道」も好評。
(公式HPより抜粋)

 

 

80年代に音楽に出逢い90年代に自分で演奏し、作詞作曲をするようになった僕は、音楽は趣味で、仕事でするものではないと、まったく関係のない仕事につきました
3年後、いろいろあって会社を辞め、どうせならもう一度音楽に関わる仕事がしたいなどと思っているところにゲームの開発会社で経理を探しているって話をもらって、飛びつきました

 

そこで十数年働くうちに妻と出会い、子を授かり、家庭を持って責任ある仕事についたとき、音楽は僕にとってすごく軽い物になっていきました

その会社が倒産し、残務処理を事務所でひとりやっているときにSNSを始め、人工衛星はやぶさの帰還をUSTREAMというライブ配信で見たのをきっかけに、そこでカシオペアの向谷実や坂本龍一のライブを見て、久しぶりに音楽熱が上がったタイミングでであったのが、山作戰と言うインディーズアーチストの『ぼくなまはげ』というへんちくりんなタイトルの配信番組でした

 

弾き語りスタイルなのに、そのサウンドにはどこか弾き語りっぽくない違和感があって、僕の中ではその演奏の後ろにバンドが見えたんですよね

だけど、この人バンドマンっぽくない、まるで噺家(なはしか)みたいで、よくよく聞くと、宅録の人で、弾き語りの人ではないと(当時)

 

ネットのオフ会とかまるで参加したことないし、知り合い以外のインディーズのライブに足を運んだことがない僕が、なんの違和感もなく彼のライブに行けたのは、SNSという”初めて会った気がしない現象”を引き起こす現代的ツールのお陰でした

 

さて、アルバムですが

1.はじめにうたありき
 唯一軽快なロックナンバーに聴こえるくらい他の曲がおかしい
2.カラザ
 アルバムの2曲目こそその作品の正体、変だがくせになる
3.アワヨクバワレサキ二
 2からの流れでじわじわと訴えかけるこの曲に僕はハマった
4.曼珠沙華が咲いたら
 サイケを彷彿させたり、ビートルズのそれに聞こえたり、いろいろな味がでて変だが、これもくせになる
5.敗北論
 アナログならこれがA面ラストの良質なバラード
 この1曲のためにこのアルバムはあると言っても過言ではないが、たぶん、過言。しかし間違いなく代表曲

6.櫻の木と櫟の木
 コンセプトアルバムのB面1曲的な入りから、すごく美しい情景が浮かぶ曲
7.眠らない夜が明けても
 プログレか、アートか、テクノか、しかし歌のメロディはしっかりしていて、変、だがかっこいいし、ぐっとくる
8.メロウ
 B面の山場、この曲の歌詞をかみしめると、雨が降る
9.教育
 なんちゃってといいながら、世の中をこういう位置から見る視線に同調したら負け→敗北論に戻る
10.陰影の強い雲
 アルバムのラストというのは、劇的であればいいという物ではなく、どこか物足りなさというか、後ろ髪を引かれるような曲が良い、また最初から聞きたくなる

 

この『山作戰』というアルバムは聞く人のこれまでの音楽体験によって、いろんな聴こえ方がすると思います

僕が今日まで紹介してきた、或いは紹介しきれなかった音楽体験をもってしても、またまだ音楽には新しい発見があるのだということを教えてくれました

 

このアルバムから僕が学んだことは
音楽は、いいものもある、わるいものもある
は、間違いである


好きなものがあって、知らないものがあって
だからわかるものと、わからないものがある

メジャーもインディーズも関係なく、知りたいものを探して、知らないものに出会うのが、音楽の素敵な楽しみ方なんじゃなかろうかと

 

そう教えてくれました

 

最後、想いが募っていっぱい書いちゃいましたが、僕の2018年での10枚はこんな感じでございます

10日間、お付き合い頂き感謝
またこのような機会を頂いた
小田 俊明 (Toshikaki Oda)さんに感謝

 

#人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間シェア
#山作戰

生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間アップ

その9日目

 

ラッシュ・ライヴ〜神話大全 Exit...Stage Left/ Rush

 

 

Exit Stage Left Exit Stage Left
763円
Amazon

 

 

邦楽のライブアルバムにはじまり、洋楽のライブアルバムで終わる

実は、そう考えていました
で、あとから明日紹介する最後の1枚を思いつき、それによって1枚間引かなければならなくなるという・・・

 

その憂き目を見たのはYMOだったのかTheWhoだったのか・・・さておき

 

まず、最初に言わなければならない事、それはプログレですw

いろんな音楽を聴いて、僕がたどり着いた心地のいい場所というのは、このラッシュ(Rush)というカナダの3人組であり、彼らと出会ったことで、僕はバンドをやることになったと言っても過言ではありません

 

QUEENでもなく、YMOでもカシオペアでもなく、僕が楽器を弾きたいと思ったのは、このバンドに出会ったからです
それはYesでもGENESISでもなく、Rushなのです

 

このアルバムに出会ったのは1981年
品川は大井町の駅にできた輸入盤のレンタルレコード店は、借りたいレコードを視聴させてもらえるサービスがあって、一緒に行った友人がこのアルバムをリクエストしたのです

彼は結局気に入らなかったらしく、借りなかったのですが、僕はノックアウトというか、ブラックアウトというか

 

1曲目の The Spirit Of Radio (「Permanent Waves/1980」)
が流れた瞬間に聴いたことのない旋律とリズムの展開にハンマーで殴られた気分になりました

この時期Rushはすごいペースでアルバムを発表しています

1980年 パーマネント・ウェイヴス Permanent Waves
1981年 ムーヴィング・ピクチャーズ Moving Pictures
1981年 ラッシュ・ライヴ〜神話大全 Exit...Stage Left
1982年 シグナルズ Signals

 

そしてこの頃、すっかり洋楽にかぶれていた僕は、興味があるという人には、とりあえずRushを薦めるという暴君でしたw

 

その犠牲になったのが、ケンちゃんです
彼は、すっかりRushにハマり、中学を卒業して高校に行き出したころには、畳の上にぞうきんや雑誌を並べて、ドラムの練習をし、なんとニール・パートばりに叩けるようになっていたのです

僕はその頃は楽器は諦めていたのですが、彼を見て、あれ? やっぱやればできるんじゃねー? なんて思って自分もドラムを始め、ベースを始め、ギターを始めました

 

大学を卒業する間際、ついにケンちゃんと大学で知り合ったM君とRushのコピーバンドを結成し、僕はベース、歌、キーボードを弾きこなすゲディー・リーになりきって(当時の体重は今より40キロ少なかったし、髪の毛も伸ばすくらいあったw)ゴリゴリ弾いて、キンキン歌っていましたw

ギターのM君は宅録おたくで、シーケンサーで鍵盤などの成りものを打ち込み、それをMTRで再生しながらドラムがクリックを聴きながら叩いて、僕はヘッドセットマイクで歌いながら、ベースをキーボードを弾くみたいなスタイル・・・今考えると三人とも本当に好きだったんですね

でも楽しかった
 

今でも、あれ以上の充実感はなかなか味わえないかな

インストの名曲
YYZ(Moving Pictures/1981)
そして難曲
La Villa Strangiato (Hemispheres / 1978)

結構頑張ってコピーしました

 

Rushのオリジナルアルバムとしては
入門であれば
パーマネント・ウェイヴス Permanent Waves(1980)
 

聴きやすさでいえば
ロール・ザ・ボーンズ Roll The Bones(1991)

 

ライブアルバムとしては
ラッシュ・ライヴ〜新約・神話大全 A Show Of Hands (1988)
 

がそれぞれお勧めなんですが、最初のこのアルバムとの出会いが、僕の人生までもか、僕の身近な何人かにとっては大きな影響を与えた一枚に間違いありません

今でも、僕の中では彼らは最強の三人です

このアルバムから僕が学んだこと
ロックはトリオが最強!

あとジャケットですが、このアルバムに映っているキャラクターたちは、Rushのこれまでのアルバムジャケットにちなんで配置されています

中央の女性は『パーマネント・ウェイヴス』、フクロウは『夜間飛行』帽子をかぶった男性は『神々の戦い』
ジャケット裏にも『フェアウェル・トゥ・キングス』『ムービング・ピクチャーズ』『2112』などのキャラクターが映っています

 

 

#人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間シェア
#RUSH #カナディアンロック #トリオ #プログレッシブロック

人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間

その8日目
ハードライダーの美学 / ビリー・スクワイア
(Don't Say No / Billy Squier)

 

 

 

DON’T SAY NO [SACD] DON’T SAY NO [SACD]
2,969円
Amazon

 

 

ビリー・スクワイアが第一線で活動したのは1980年から1989年頃であり、尚且つセールス的なピークを最初の2年で迎えたアーチストなので記憶に残っている人も少ないことでしょう

 

2000年代はリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドに参加するなど、健在をアピールしていますので、こちらもチェックしてみてください

 

”QUEENのオープニングアクトを務めたことで高い評価を得た”というニュースがQUEENファンだった僕の興味を注い、このアルバムを聴きました

 

80年代に入ってから洋楽を本格的に聴き始めた僕には、師匠のような同級生がいて、彼にいろいろと音楽のことを教えてもらいました

 

僕にとってこのアルバムは、自分で積極的にラジオや雑誌で情報を集めて、好きになった最初のアーチストであり、初めてコンサートを観に行ったロックアーチストがビリー・スクワイアでした

 

どれだけ好きかと言えば、絵心がまったくない僕が机に落書きして似顔絵を描くレベルですw

彼の音楽の素晴らしさはロックンロールとしてのシンプルさ
 

根っこはLed Zeppelinに代表される60年代後半から70年代にかけて席巻したハードロックサウンド
そこに80年代アーチストらしいテイストを加えた格好よさ

それと余談ですが彼はナイキの副社長の息子だったかな
ギターコレクターとしても有名でした
 

さておき・・・

A面トップから3曲目までは畳み掛ける展開
1. イン・ザ・ダーク 重厚なハードロック
2. ザ・ストローク 力強いヒットナンバー
3. マイ・カインダ・ラヴァー 軽快で小気味いいロック

B面トップのロンリー・イズ・ザ・ナイトはこのアルバム最大の魅力 ツェッペリンを彷彿させるサウンド

9.アイ・ニード・ユー 軽快なロックバラード

兎に角良質なハードロックがぎっしり詰まっています
耳の肥えた人には、あれっぽい、なにっぽいと鳴ってしまうかもしれませんが、80年代に花開いたセカンダリー世代の代表格だなんて、僕は思っちゃうのですが

 

※セカンダリー世代(僕の造語)
ビートルズに影響を受けたELOのジェフ・リンなど、ルーツがすぐにわかってしまうアーチスト

 

僕がこのアルバムから学んだことは
自分に会った物を探せるようになって初めて大人になる

 

中学生の僕にとってLed Zeppelinの過去のレコードを聴いて学べることよりも、その影響を受けたアーチストの方が、よりよく、ルーツを代弁してくれる
 

セカンダリー世代を聴くことでより、彼らに影響を与えたアーチストを好きになれる

僕はそういう聴き方を教えてもらった作品です

あと、僕がエレキギターを本格的に諦めたのが彼の影響でした

 

楽器は人を選ぶ

だって、ビリー・スクワイアってエレキが本当に良く似合う

本当に憧れていました
生まれ変わったらビリーになりたいくらいに

#人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間シェア
#ギターコレクター #BillySquier #メトロポリスサウンドトラック #リンゴスター

人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間

 

7日目

 

アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ / プリンス

 

 

 

 

 

あと4枚しか紹介できないのか!
と焦りつつ、今回の企画で一番最初に紹介したいと思ったアルバムをようやくここで紹介できます

プリンスに出会ったのは『戦慄の貴公子(CONTROVERSY)』(1981年)の日本デビューアルバム(自信4枚目)のアルバムで、この時点で僕はすっかっりノックアウトされていました

 

この企画のバトンを受け取った小田さんはその次の作品で出世作になる『1999』を選んでいましたが、さらにその次作にあたるのが映画のサントラでもある大ヒットアルバム『パープル・レイン』になるわけですが・・・

中二病にかかっていた僕は、あー、これでプリンスも終わったな なんて思っていましたよ

 

正直、経験則として
REOスピードワゴンの『禁じられた夜』の次作『グッド・トラブル』や
STYXの『パラダイスシアター』のあとの『Mrロボット』や
ジャーニーの『エスケイプ』のあとの『フロンティアーズ』
ホール&オーツの『プライベート・アイズ』のあとの『H2O』などなど

 

ピークと思しき作品のあとのちょっとトーンダウンした感じ・・・僕はこれをイーグルスの『ホテル・カリフォルニア
』のあとの『ロング・ラン」で解散した事象にならって『ロング・ラン現象』と呼んでいたのですがw

まぁ、プリンスの次作は期待していなかったです

 

ところがどっこい!

プリンスは一日で世界を一周できるレベルでとんでもないアルバムをパープルレインから1年もたたずにリリースします

そしてレコードの針を落とした時の衝撃
はい、きました サブイボです

 

このアルバムをどう表現していいか、未だに適当な言葉が見つかりません
すべてのロックのたどってきた道がここに集約されたようなアルバムとでも申しましょうか

ビートルズをリアルタイムで聴いていたら、こうだったのかもしれないって、その時は思いました

 

1曲1曲の解説をするよりもまず伝えたいことは、このアルバムは一日で世界を一周できます

それに尽きるかな
 

正直プリンスであることをまったく意識しないで聴いてほしいです

 

このアルバムから僕が学んだこと
プリンスは、過去も現在も未来もプリンスである

 

このアルバムから先、プリンスはずっと僕の期待を裏切り、まったく違うテイストのアルバムを発表し続けます
 

才能の泉はついに枯れることなく、先に命の泉が枯れてしまったのは本当に残念ですし、ワーナーとのあれやこれやも含めて、もっともっと彼には自由に音楽をやり続けて欲しかったと思う次第ですが、それはもう 人であることを止めるレベルですごいことだと思います

#人生が変わった衝撃のアルバムを毎日1枚選び10日間シェア
#プリンス #パープルレイン #大貫憲章のライナーノーツはどうかと思う #スーパースター