0709「浦TIF」第一部・第二部→「Girl's UP!!! vol.173」 | 曇天航路を今日も征く~胸に愛國、手に酷災~

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何かと報われない男による最早何だか分からないブログ。

さて、今週末は参議院選挙。日本の行く末を決める大事なイベントであります。とはいえ、一度の投票行為でドラスティックに変わるものではないのは当然のこと。普通選挙権が容認されるまでに先人たちの血と涙の闘争があったように、我々の国の行く末はこういった意思表示の積み重ねによって変わるものなのです。


堅苦しいこと言いましたが、僕は今週末もアイドル現場を漂ってまいりました。さながら流れ人のように、今週は奥澤村→はちみつロケット→Le Lienのスタダ三現場廻し、スタダDDここに極まれり。


まずは、浦TIF。風男塾の青明寺浦正(浦えりか)さんがナビゲーターとして案内するTIFの前哨戦。なんと、青明寺浦正(浦えりか)はかつてANGELEYESとして、スターダストプロでアイドルとして活動していたとのこと。スタダ育成方式の被害者・・・とまでは言いませんが、先輩後輩としてのつながりが今回のイベントを行う運びとなったのであれば、大変ありがたいことです。


・奥澤村(浦TIF第一部@恵比寿クレアート)
→アイドル横丁から一週間、短距離走での実力と実績は十分。しかし、ここから長時間のワンマンまで持っていくには、つなぎの技術の向上が絶対条件。果たしてここの部分はどう出るか・・・。

【セットリスト】
STAND UP!!!
ひとつよろしくどうぞ 奥澤村ver.
天手力男
stardust fantasia
堂々平和宣言
スパイス少女
労働讃歌
HAPPY☆LOOPER
勇気のシルエット
アンコール:HAPPY☆LOOPER

【感想】
概ね会場のテンションは高く保ったまま見事完走、客席の入りも上々でした。欲を見ればもうちょっと詰まっていてもよかったかな・・・。
今回は、いつも引っ込み思案で後ろに隠れがちな永山真愛ちゃんを最前線に出し、MC・曲間のセリフ・煽りが真愛ちゃんが関わるスタイル。もちろんフォローにれいちぇるが入って支えるのですが、たどたどしいながらも破綻なく。めったに汗をかかない真愛が滝のような汗をかいたようです。ちなみに、確認しようと愛来ちゃんが前髪をあげようとしたら、ものすごい勢いで飛び退きましたwまだまだ余力はあるよ、この娘。
ただ、アイドル横丁の時にも書きましたが、これをできるのはやはり愛来ちゃんのパフォーマンス力の向上を抜きにしては語れません。れいちぇるが裏に回るときに、愛来ちゃんが前に出ることができるようになったことで全体のバランスが崩れなくなりました。それがこういう広がりを生んだのだと思います。
さらに今回に関しては、中村優ちゃんにも覚醒の兆しが見れました。優ちゃんはいいものを持ちながらも、アイドルとしての自信の無さなのか、アイドルヲタ的なテレなのか、不要なところで媚び(例:生うどんのチャリーンとか)を出してしまう嫌いがありましたが、今回は奥澤村の中村優としてパフォーマンスに没頭出来ていました。途中のMCで「最近おススメのアイドルは生ハムと焼うどん・・・ではなく奥澤村です!!!」と言い切ったところにも精神面での成長が見られます(もちろん生うどんさんが大変すばらしいアイドルであることは言うまでもないですよ?)。言うなれば、彼女の中での自分の位置付けが、アイドルもやってるアイドルヲタではなくアイドルヲタもやってるアイドルに進化した瞬間だと思います。ちなみに、奥澤村の推しメンはしょうがないから愛来だそうですw


しかしながら、大小のミスももちろんありました。
①マイクの電源を入れ忘れる(レイナ)→ちょっとお粗末かな、②standup!!!の歌詞(愛来)とスパイス少女の歌詞(レイナ)を飛ばす→うまく誤魔化せなかったね、③勇気のシルエットの入りのセリフを間違えてやり直し(レイナ)→この前にMCが入ったから流れに乗り切れなかったかな、等々。今回のパフォーマンス自体これらのミスを吹き飛ばして余りあるものでしたが、細かいことにも是非こだわって見てほしいと思います。

あと、課題のMCですが・・・可もなく不可もなく。

ただ、アンコールでレイナ「何聞きたい?」→ヲタ「○×△(各自めいめい好きな曲を言う)」→レイナ「そこはHAPPY☆LOOPERだろ!空気読め!!」→ヲタ「お、おう・・・」という流れは正直苦笑ものだった。まあかわいいけどね、好きだよ、れいちぇる。

もうちょっとファンが集まってきて、大きな会場でライブ出来るようになったら幕間をMCではなく映像で繋ぐというのを考えるのももありではないかな。携帯でムービー撮れる時代だし。村民放送って名前にしてそれぞれメンバーが企画するのもありだよね。

特典会は生写真。サイン率は2枚/4パック。



お渡し会では、JKブランド喪失を嘆くれいちぇるから毎日ヒロインになる旨の決意表明を貰いました。

関係ないけど、JKブランドって単語、めっちゃ下ネタだよね。知らなくて良いけど「JKブランド、基板、○k」みたいに使います。捕まっちゃうからここら辺で。


・はちみつロケット(浦TIF第二部@恵比寿クレアート)
→UDX以来のはちロケ鑑賞。はちロケにとっても久々の単独ライブだったようで、気合十分で望むライブみたいです。期待大。

【セットリスト】
MOONPRIDE
恋メラ
ギリギリサマー
黒い週末
WAREWARE-WA
words of the mind
お願いメテロティス
職業アイドル(青明寺浦正とのコラボ)
ツヨクツヨク
アンコール:いつか君が

【感想】
奥澤村に比べても圧倒的な集客力を誇るはちロケ、今回も恵比寿クレアートを内側から破壊するかのような集客・・・というか、いくら何でも人入れすぎじゃありませんかね・・・ほとんど身動きも何も取れない状態になりました。

はちロケには推しメンがいないこともあり、斜構的に後ろの方でパフォーマンスを見ようと考えていた私にとっては、あのガチガチに人間が詰め込まれたライブスペースで前後左右どこに逃げてもコールの嵐、ヲタ芸の嵐はきつかった。じゃあ来るんじゃねえよ、と言われればそれまでですが。

さて、オープニングで塚本そらちゃんが、鹿の被り物をつけて登場。MOONPRIDEの入りのムーンプリズムパワーとともに鹿の被り物を取ると、そこには髪を切った塚本そらちゃんが!!

・・・って、極楽門のしおりんじゃねーか!!

これに限らず、黒い週末でかなこがあーりんの頭を抱えるフリをまんま輸入していたり、wordsやツヨクツヨクはヲタ側のコールすらもももクロ現場の摸倣の域を出てない・・・wordsの入りで、「笑顔と元気を~」から「澪風~!!」は、澪風ちゃんには本当に申し訳ないけど、緑推しとしてはさすがに許容できない・・・さすがに、ももクロリスペクトが過剰すぎて、パフォーマンス自体がそこに居もしないももクロに食われているような印象。

同じ事務所の先輩なんだからリスペクトはいいとは思います。でも、ももクロの摸倣をしてるだけなら結局ももクロでいいじゃん、ってことになってしまいますから、そこはちょっと考え直した方がいいのかな。
オリジナルの「らしさ」をちゃんと作ろうよっていうね。

先日のももかソロコンを見てるとなおさらそう思ってしまう。

また、UDXでも思ったのですが、やっぱりオリジナル曲とももクロからの輸入曲がうまく噛みあってないような気がします。それは、他のユニットはももクロが現在歌ってない休眠してる曲からイメージに合う曲を引っ張り出してカバーしている一方、彼女たちの場合、今まさに歌われている曲から持ってきてしまっているところが大きいのかな、と。それでも、カバー曲として彼女たちのイメージをパフォーマンスに反映してももクロとは違う魅力を出せればそれはそれで成功なんだけど、上記のとおりももクロ分が強すぎる。オリジナル曲が少しづつでもはちロケらしさを醸し出しはじめているのに、引っ張ってくるももクロ楽曲のももクロっぽさが強すぎて両方台無しにしちゃってると言ったところ。上等な料理に蜂蜜をぶっかけるがごとき思想とは範馬勇次郎の言ですが、言い得て妙でありました。それぞれ良いところがあっても合わないものは合わない。

あとはですね、客を入れすぎたせいなのかか、それとももともと音響が悪かったのか、後ろのほうにいると音や歌が全然聞こえなかったですね。これは演じる側もそうだったのかところどころ音が拾えておらず、お互い目配せしながら恐々リズムを合わせていましたね。かのんちゃんなんかほとんど客席見てなかったし、そらちゃんも顔が引きつってたような。
特にひどかったのは、黒い週末。音が拾えなかったので途中客のクラップに合わせてパフォーマンスしていたようなんですが、クラップのリズムが異様に早く、最終的に曲と全く合わない状態でフィニッシュをするという状況でした。
西武のOAの時も同じようにリズムを大幅に外していたことがあったので、リズム感にちょっと難があるのか、それともリズムリーダーとなるメンバーがいないのか。

奥澤村の時もスパイス少女途中でコールが激しいところで真愛が同じような状況に陥って顔が一瞬ひきつったのを見たのですが、その時は客席のコールが比較的楽曲のリズムに合っていたので探り探りでなんとか乗り越えてました。(ただ、そのあとのパートでレイナの方が歌詞を飛ばしていましたが。)

そんなわけで、今回のはちロケはあまり楽しめませんでした。

(はちロケヲタさん、ごめんなさい)

また今度に期待します。


・Lelien(「Girl's UP!!! vol.173」)
→4月の対バン以来、ここまでいかないと認知切れちゃってるかなーと不安になりながらも渋谷eggmanへ。



【セットリスト】
ツヨクツヨク
ぎみぱっしょん。(初披露)
Be My Boy Friend!
※しーちゃんbirthdayイベント
抱きしめてアンセム
斬鉄剣

【感想】
幸いにもしーちゃん生誕イベント。マネージャーでお馴染みのぴろこさんから生誕企画アイテムを貰う。

パフォーマンスはとても良かったです、3ヶ月近く見てないけど成長がちゃんと見えました。
Lelienのツヨクツヨクは、ももクロを下敷きにした部分がありながらも、バンド編成という部分をちゃんと活かした「らしさ」があっていいですね。しーちゃんのエモーショナルなボーカルにかりんちゃんのクールなボーカルの対比も素晴らしい。
新曲は練度がいまいちだったかな?でもこれからの頑張りで完成を迎えることを思えば許容範囲。ボーカルの通りが悪かったのはやはり難しい楽曲なのか。
ビーマイ、アンセム、残鉄剣は安定。安心と実績の楽曲となっております。
しーちゃん生誕は「人として成長しながらも根っこの部分は変わらないでいたい」という趣旨の意思表明にグッとくる。
物販。Lelienのみんなはまだ覚えててくれましたが、基本アロハシャツを何回かいじったあとは、いじったんだからあとはお前から何かしゃべれの雰囲気出すのですごく試されてる気がする!!


そんな感じでスタダ三昧な一日でした。