さてレコーディングも終わりミックス等の編集作業の話に移ります。
ソフトシンセ等はPC内部で完結してしまうので外に音を出すことが無いのですが、
やはりいくつか音作りとしてこだわりたいトラックは外に出し、
マイクプリやコンプを通して色付けしてから戻します。
僕のスタジオはマイクプリ(HA)が数種類あるのでここでキャラクターを選びます。
基本的にソフトシンセも全て波形にしてからエディットとミックスをします。
イヤキャンの曲は割とトラック数多い方なので、曲によってはフェーダーが
5~60くらいになります。
(ミックスの細かい話は割愛します…。そのうちまとまったらUpするかも?)
そしてトラックダウン。
バウンスはせずD/Aコンバーター、HAやコンプ等のアウトボードA/Dコンバーターを通して
別のワークステーションに録音します。
この段階でアウトボード上でのプリマスタリングをやっておいて、
後にDAW上のプラグインでもう一度最終調整をしDigitalで録音します。
今回もAvendrot Everest 701をお借りして来ました。
ケーブルは当然Acoustic Revive!!
DAWのソフトはCubase、Protools、Studio One、
Wavelabの4つを用途によって使い分けています。
ミックスチェックとプリマスタリングチェックはひたすら車の中でします。
何故かと言うともちろんスピーカーや環境の違う場所でのチェックというのもありますが、
車で聴いてるとフェーダーを弄る事ができないからです。
この弄る事ができないというのが自分にとって結構重要で、
すぐに修正できない事によってどうするべきか冷静に考えることができます。
この微妙な調整を紙に書いてDAWに戻りまたミックスして…。
これを何度も繰り返します。修正に修正を重ねて大体1曲辺り
10ヴァージョンぐらいできてしまいますが、
一般的な商業音楽の"お仕事"では無いので、納得いくまで時間をかけています。
本来マスタリングとは音だけではなくRed Bookに準拠したCD-DAもしくは
DDPを作る事も含めて言います。
時間やJAN Code、ISRC等が記載されたPQシートも作成します。
DDPデータ、PQシート、デザインのデータをプレス屋さんに送ってやっと完成!
次回はデザインの話でもしようかな~。
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