韓国映画 インサイダーズ 内部者たち 2015年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

 

 

ところで、劇場で観る作品数も少ない私ですが

このブログで書かせてもらってる映画作品でも

DVDやブルーレイを買っていることはかなり少ないです。

正直、ほとんど買わないんですね~。

 

いつか、これまでに買ったDVDやブルーレイのタイトルを

リストにして書くって記事も書いてみたいんですが

その多くは韓国映画ってことになりますね。

それまではDVDを買うって習慣がなかったのでね。

 

まあ、でも、劇場で観る、テレビで映画を観る

もしくはDVDやブルーレイなどを買うことで

映画産業に少しでも貢献したいって気持ちはありますよ。

 

そんな感じで、また映画を観ていくわけだけど

6月14日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

インサイダーズ 内部者たち

 

 

インサイダーズ 内部者たち
原題:내부자들
英語題:Inside man

 

(2015年、韓国映画、R15+)


劇場公開版:130分
オリジナル拡張版:180分


監督・脚本:ウ・ミノ
原作:ユン・テホ(尹胎鎬)のウェブトゥーン『内部者たち』
PD:イ・ミンス
助監督:パク・ユヨン
撮影:コ・ラクソン(C.G.K)
照明:イ・スンビン
音楽:チョ・ヨンウク
美術:チョ・ファソン(ファソン工作所)
武術:パク・チョンニュル(熱血男児スタント)

出演
イ・ビョンホン → アン・サング 政治ヤクザ
チョ・スンウ → ウ・ジャンフン ソウル地方検察庁 特捜部 元警察官
ペク・ユンシク → イ・ガンヒ チョグク(祖国)日報 主幹
イ・ギョンヨン → チャン・ピル議員 シンジョン(新正)党 元検事
キム・ホンパ → オ・ヒョンス会長 ミレ(未来)自動車
イーエル → チュ・ウネ 元アイドル・グループ
チョン・マンシク → 部長検事 ソウル地方検察庁 チェ・チュンシク(崔忠式)
キム・ビョンオク → 民情首席秘書官 大統領府 オ・ミョンファン
キム・ウィソン → 編集局長
チョ・ジェユン → パン係長 ソウル地方検察庁 特捜部 捜査官
ペ・ソンウ → パク・チョンパル社長 文房サッシ社
パク・チヌ → イ室長 アン・サング 組織員
キム・デミョン → コ・サンチョル記者 元チョグク(祖国)日報
チョ・ウジン → チョ常務 ミレ(未来)自動車
ナム・イル → ウ・ジャンフンの父
クォン・ヒョクプン → ソク・ミョングァン ハンギョル銀行 元頭取
リュ・テホ → ムン・イルソク ミレ(未来)自動車 元財務チーム長
パク・サンギュ → キム・ソグ議員 ンジョン(新正)党
クォン・テウォン → チャン・ピル議員の後援会長 ソン・マンソプ
チョ・ドクチェ → チェ刑事 ソウル中部警察署
パク・チニョン → ソン議員 野党 元教授
チョン・ミンソン → インタビュー記者
ソン・ジョンハク → 対外協力室長
パク・ソングン → 監察検事
キム・ソヒョン → 督促職員

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


解説: イ・ビョンホン主演で、財閥と政治家の癒着によって腐敗した巨大権力をめぐり3人の男たちが騙しあいを仕掛けあう様を描いたサスペンスアクション。策士であるガンヒに雇われ、裏で悪事を代行するアン・サングは、財閥企業であるミライ自動車が大統領候補へ裏金を送っていた証拠を手に入れ、ミライ自動車をゆすることを企てる。裏金ファイルがアン・サングの手に渡ったことで、裏金事件の捜査が打ち切りとなってしまった検事ウ・ジャンフンは、一切の責任を取らされて左遷となってしまう。諦めきれないウ・ジャンフンは、ミライ自動車の一件が失敗し、失墜したアン・サングに接触。一発逆転の秘策を持ちかけるが……。アン・サング役をイ・ビョンホン、検事ウ・ジャンフン役をチョ・スンウ、策士ガンヒ役をペク・ユンシクがそれぞれ演じる。(映画.com)

 

『インサイダーズ/内部者たち』予告篇

 

 

『インサイダーズ 内部者たち』の日本での公開は

2016年の3月11日ですか、確かなことはわからないんだけど

TOHOシネマズさん系列の劇場で公開されたようなので

もしかしたら、京都のTOHOシネマズ 二条でも

上映されてたかもしれないんですね。

でも、私は観に行かなかったんですよ。

当時の私の心境として

この映画は私には難しいかもしれない・・・って感じだったようで。

 

けど、やっぱり観たいとは思っていました。

それでいつ観るかって感じだったんですが、ようやく観ました。

 

まず、前半は正直、イ・ビョンホン演じる

ヤクザのアン・サングを取り巻く登場人物たちの相関関係が

非常に難しかったです。

ややこしいし、その人がどんな立場で

お互いにどう関係しているのか、なかなか理解できなかった。

 

ですから、これからこの映画を観ようと考えてる人には

そこは注意しておいてください、と言いたいんですね。

 

 

こんな感じなんですけどね。

 

と言っても韓国語なのでね~あせる

もしかしたら公開当時の公式サイトには

日本語の登場キャラ相関図があったかもしれませんがね。

 

しかし、この映画がわかりにくいのは、たかだか最初の30分くらい。

徐々にわかってきますので大丈夫音譜

 

けど、ちょっと私には説明しにくいので

この記事ではそういった感じでは書けません(^_^;)

書ければいいんですけどね。

 

まあ、最近の私の考えでは

観た人にはわかるように

観てない人にはわからないように

そんな感じで書くのが一番、かっこいいんじゃないかってのが

ありますね。

 

 

大企業、ミレ(未来)自動車のオ・ヒョンス会長 。

演じるのは、キム・ホンパさん。

 

キム・ホンパさんは、私にはお金持ちを演じるイメージ・・・。

 

 

新聞社・チョグク(祖国)日報の主幹、イ・ガンヒ。

演じるのはぺク・ユンシクさん。

 

優しい、いい人もたくさん演じられてきましたが

怖い、悪い人も演じられてきたぺク・ユンシクさん。

 

まあ、ぶっちゃけ、一瞬も目が笑ってないし、誰も信用してない。

 

「大韓民国世論を動かす有名論説主幹」ほどの

新聞社のそんなえらい人が、裏の社会を使い

経済界や政界、官庁ともつながり、裏から操作してるとか

そんなことありうるのか、と思うんですが

ありうるんだと思います。

 

この映画はフィクションですが

日本でもおおいにあるんじゃないって気分にさせてくれます。

だから、怖いですよ。

 

私思うに、イ・ガンヒの有名新聞社の主幹としての仕事ぶりも

もうちょっと見せてほしかった、と思いました。

 

 

オ会長とイ・ガンヒは結託して

元検事だったチャン・ピルをシンジョン(新正)党から立候補させ

金のチカラで議員にしたんですね。

 

チャン・ピルがどの程度の男だったのかはわかりませんが

議員になり、のちに大統領候補にまでなったことで

かなり傲慢でいばり屋な性格が顔を出してきてます。

 

チャン・ピル議員を演じるのはご存知、イ・ギョンヨンさん。

 

この映画

おじさんのおじさんによるおじさんのためのおじさん映画で

おじさんノリがものすごいのです。

 

それにしても、おじさんたちが純粋に楽しそうなのが

また腹立つ。

 

 

イ・ガンヒが裏の仕事をさせてるのが政治ヤクザのアン・サング。

 

サングは兄貴、兄貴と非常にイ・ガンヒを信頼してます。

 

サングがこの世界でどうやってこの立場にまで来たか

検察側の捜査の中で少し語られてますけど

まあ、根っからのヤクザって感じです。

けど、暴力は使うけどやり過ぎない感じ。

世の中、ヤクザよりも悪い人間なんてなんぼでもいますのでね。

 

アン・サングを演じるのはご存知、イ・ビョンホン。

 

サングは

ミレ自動車の財務チーム長だったムン・イルソクを締め上げ

裏金の証拠となるファイルを入手したことで

ミレの会長を脅迫しようとするが・・・はてなマーク

 

なめてかかったのがまずかって・・・超・非道い目に遭う汗

 

サングを非道い目に遭わすのは

ミレ自動車の冷酷なチョ常務で、チョ・ウジンさんが演じてる。

 

大企業の社員なのにヤクザよりも残虐な人(;゚Д゚)

 

 

学歴もコネもなく、昇進など望めなかった検事ウ・ジャンフン。

彼は大統領選挙にかかわる裏金を追ってきたのだが

サングの行動によってその大きなヤマを潰される。

 

彼はサングを使えば巨悪を追い詰めることができると考え

サングに復讐を持ちかけるのだが・・・はてなマーク

 

演じるのはチョ・スンウ。

 

ウ・ジャンフンのお父さんを演じるのは

『神と共に 第二章 因と縁』(2018年)のあのおじいさん

ナム・イルさんです。

 

サングと一緒にお父さんの住まいに泊まりに行く場面、好きです。

 

 

そのほか、ペ・ソンウさん、チョ・ジェユンさん

キム・デミョンさんが重要な役で出てきますし

アン・サングに最後までついていく忠実な手下はパク・チヌさん。

 

大統領府のえらい人の役でキム・ビョンオクさんも出ますし

この人をウ・ジャンフンに紹介する部長検事は

チョン・マンシクさんが演じてます。

 

短い時間ですかキム・ウィソンさんも出演されてましたし

まさしく卑しい権力の犬と化した警察の人の役で

チョ・ドクチェさんも出てられましたよ。

 

 

元アイドルで、サングの汚い仕事も手伝う女、ウネは

イーエルが演じてます。

 

言っていいでしょうか・・・まあ、この程度はいいでしょうビックリマーク

この女性、かっこいいです。

「モヒートに行ってモルディブ飲もう」ってサングのセリフ

泣けます。

 

それと・・・この映画では

金と権力を手にした男たちが繰り広げる「夜の遊び」も

けっこう詳しく描かれてるんですけど

それを不快に感じられる方は・・・まあ、ほぼ全員でしょう( ゚ー゚)( 。_。)

そういった夜の遊びが実際に大好きな人以外はねビックリマーク

 

私も不愉快でした。

 

けど、それも物語上、必要なことでしょうね。

悪人はとことんゲスでなければね~(;´∀`)

 

 

私はこれまでイ・ビョンホンとチョ・スンウなら

出演作の傾向と、俳優さんとしての表現などから

やや、チョ・スンウだったのですが・・・

まあ、ファンですね、チョ・スンウの。

 

二人とも、ゴージャスな男であることは変わりませんが。

 

しかし、この映画ではイ・ビョンホンでしたね~。

 

なんちゅうか、真骨頂でしたよね。

 

ああ、やっぱりイ・ビョンホンは凄いのだ、と思った(º∀º*)

ホンマに役がええわ、役が。

 

前半は、かなり悲惨で、可哀想なんですけどね

もう、後半はこの暗く汚れたような映画の中で輝きまくりでした。

 

いや、ホントにこうゆう映画のこうゆう役はかっこいい。

ただ、普通に善人であるよりも、少なくとも映画上

悪人に見える方が、絶対に面白い・・・。

 

 

それに比べると

チョ・スンウ演じるウ・ジャンフンはちょっと普通な人物なんですが

この映画でただ一人、正義に基づいて生きる人なので

応援したくなるんですね。

 

だって、こうゆう人がいないと、悪人がのさばりまくって

世の中、ホントに汚れきってしまうでしょ。

 

けど、ウ・ジャンフンに私、二面性も感じたんですね。

たしかに検事としてキレイであるため

汚れた付き合いは絶対に避ける人なんですが

それでもタダの真面目人間ではないので。

いつ、暗い面が顔を出してもおかしくない、ちゅうか

出世もしたいわけでしょ、ホントに・・・汗

 

と書きつつ、そう思えることが映画として楽しいんですがねあせる

 

チョ・スンウの出演作も、まだ観てない映画が減ってきました。

まだあるんですけどね、観るのを楽しみにしてる作品。

 

チョ・スンウの次の作品がやっぱり期待大ですが

また『GOGO70s』(2008年)のような〝歌モノ〟を

やってほしいです~。

 

 

ぺク・ユンシクさんは、どの映画もいつも素晴らしいです。

いい人の役、悪い人の役、そして笑える役、いろいろあるけど

この映画では悪い人の役で

『風水師 王の運命を決めた男』(2018年)の時に近いですかね。

 

ただ、前の方でも書きましたけど

「大韓民国世論を動かす有名論説主幹」ほどのイ・ガンヒが

なんでそこまで悪になって悪が許されてるのか

また、マスコミが財界、政界、そして検察と癒着しまくって

悪をしまくってる怖さの現場の実態は

もうちょっと詳しく見たかったかな、と思いました。

 

私が察しが悪いだけで、観る人が観たら

充分、悪さが描かれてるのかもしれないけど。

 

 

財界、政界、検察、そして新聞の有力者たちの裏の顔は

私が普段から想像するものでしたよ。

 

それが映画となって描かれてたとゆうか

風刺的な絵もあるでしょうけど、現実に近い気がして仕方がない。

 

多かれ少なかれ、日本もあんな感じとちゃいますかねはてなマーク

と言ったら、言い過ぎですかね。

もちろん、そうでない人の方が多いと思いたいんですよ。

この映画の通りだったらホントにイヤですから。

 

けど、日本でも度を越して癒着しまくって

自分たちのいいように不正とかしてると憶測してしまうのは

報道などを見てたら仕方がないんじゃないですか。

 

それだけ、現実の日本ではまだマスコミの正義が

失われてない、ってことなんでしょうけど

それも私なんかからしたら、ちょっとわからないですね。

いつまで信用してたらいいのか・・・。

 

日本人はホントに権力とかに弱いしね~。

強いものにへつらい、弱い者イジメが大好きで・・・でもそれが

おとなしくって従順な国民性を作ってきたんだろうし・・・。

 

映画でここまで描く韓国の方がその点、未来がある気がする。

 

 

ウ・ミノ監督の作品はこれまでに4作品・・・。

 

破壊された男 誘拐犯との死闘 (2010年)

スパイな奴ら (2012年)

インサイダーズ 内部者たち (2015年)

麻薬王 (2018年)

 

ソン・ガンホさん主演の『麻薬王』だけは

Netflix(ネットフリックス)に行っちゃったので観てないんですが

他の3作は観れました。

 

今のところ・・・う~ん、『インサイダーズ』が一番ですかねー。

 

けど、『破壊された男』と『スパイな奴ら』もいいですよねビックリマーク

 

 

原作はユン・テホのウェブトゥーン、『内部者たち』とのことで

ポスターで見比べると、上からビョンホンさん、スンウさん

そしてユンシクさんってことになるんでしょうか(^_^;)

 

少なくとも見ためでは似せてないなあ~。

 

 

このスカジャンは「横須賀みやげ」なのだろうかはてなマーク

 

書いた通り、前半はちょっと難しかったけど

後半からウナギのぼりに面白くって最後、最高でした合格

 

アン・サングとウ・ジャンフンの関係、すごく良かったです。

友情・・・なのかな~はてなマーク

でも、男の結びつきはありましたよねはてなマーク

 

あるシーンであるものを出してくる時のサングのセリフとかも

ホントに良かったですよ~。

 

それと、多くを語らないけど、観終える時、何かを感じられて

胸に迫るものがありました。

 

 

やっぱりこれ系の韓国映画ですからね、私は大満足です(≧∇≦)

 

まだ観てなかったら、観てみてください音譜目音譜

 

特に、ビョンホンさんの素晴らしい演技に注目ですクラッカー

 

でわ、今日もありがとうです、アンニョン~(^.^/)))