Re方程式 | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ

それでも明日をもう一回…

 

 

 

 

Pepper in my 頭

Shakin'式 How shakin' 方式 方程式 and da “pho”

And da 方程式 and da “pho”

“math pescatore”

Pepper in my 頭

Shakin'式 How shakin' 方式 方程式 in da “pho”

And da 方程式 in da “pho”

“math pescatore”

 

風が止んで ガラスみたいな

忘れ去られた湖のようさ(哀音why?)

胸の洞窟の奥の奥の方

不思議の国はこの星の方さ(哀音why?)

 

トカゲみたいな言葉たち

便利と手軽が笑ってる

気づかないのかい? 消してるのかい?

ピノキオが作ったピノキオみたいなもんさ

 

咲いて枯らしてはもう一回 最初からもう一回

誰もいないけどもう一回 もう一回

変わったと思っていた 最初からそうだった

それでも明日をもう一回 もう一回

 

取り残されたシリウスのように

遠く離れて芽吹く閃きを(哀音why?)

ヒイラギ達は季節も忘れて

棘のその奥に輝き凝らした(哀音why?)

 

顔の無いヒストグラムの様に

定められていた行き先には

点対象に映った二つの星があって

輝きよりも眩しいanswerの方へ

 

そしたら明日はもう一回 最初からもう一回

誰もいないけどもう一回 もう一回

変わったと思っていた 最初からそうだった

それでも明日をもう一回 もう一回

 

parabola深海でthinking

hyperbola shakin'式 how shakin' 方程式

探り出すdegree 邪魔し出すdebris

retireじゃなく出会いとdesire

 

弾け出す甘美 完美から脱皮

さらに空に新たに咲く花火

wanna be登るカラビナrope手繰り

shakin'式 how shakin' 方程式

 

咲いて枯らしてはもう一回 最初からもう一回

誰もいないけどもう一回 もう一回

変わったと思っていた 最初からそうだった

それでも明日をもう一回 もう一回

 

Pepper in my 頭

Shakin'式 How shakin' 方式

もう一回

 

 

Re方程式

"Re方程式" by 10-FEET

from digtal single (2023)

written by Takuma

 

 

 

 

 

この曲を初めて耳にしたのは先月…12月半ばのこと。

FMラジオからだった。

 

「風が止んで…」と始まった辺りで僕の耳が釘付けになる。

切れ味鋭いギターのリズム、サビで繰り返される「もう一回」のフレーズ。

一気に心を持っていかれた…こんな感覚、かなり久しぶり。

 

70年代半ばから洋楽を聴き始めた僕にとって、なんだか80年代に入る頃のニューウェイヴと呼ばれた音楽たちに出会った感じに似ているような…

 

すぐにこの曲について調べてみた。

TBS系ドラマ「フェルマーの料理」(2023年10月~12月)の主題歌。

演奏は 10-FEET。

 

ドラマのことなど全く知らなかったし、10-FEET というバンド名もどこかできいたことがある程度。

 

さらにいろいろと調べてみた。

 

10-FEETは1997年結成の25年を超える歴史を持つバンド。

2022年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌 "第ゼロ感" を書下ろし、同年12月に初めてTV番組内で演奏した…らしい。

そして去年は「紅白」に出た…らしい。

(僕はとっくの昔に「紅白」をまともに観なくなっている)

 

"第ゼロ感" はラジオから耳にした覚えはあるが、僕の印象に残っていない…

 

 

この曲のサウンドには80年代のニューウェイヴというよりは90年代初頭のグランジのような肌合いを感じ取っていたような気がする。

今はそうでもないけど、NIRVANA とかは結構苦手意識があったので…

 

「フェルマーの料理」は、Wikiによれば月刊「少年マガジン」掲載の小林有吾の作品が原作で、「数学者になる夢を挫折した高校生が若き天才シェフとの出会いを機に料理の道へと進み、数学的思考で周囲を驚愕させる料理を作り出し料理人として成長していく姿を描いた料理漫画 」でタイトルは「フェルマーの最終定理」に由来する…道理でどこかで聞いたことがあると思ったわけだ。

 

…いや「フェルマーの最終定理」の内容は覚えてないけど…(;^_^A

 

挫折からの成長がテーマなことは歌詞に反映されているのだな…と納得。

しかも「ヒストグラム」「点対象」など、およそ生活会話に出てこない言葉が曲がりなりにも理系出身(笑)の僕の耳に思いっきり引っかかった。

 

そして、この曲との出会いから1か月もしないうちに、僕にとって別の意味がこの曲に付加された。

 

 

 

 

1月1日に起きた能登半島地震は僕の住む新潟県にも大きな影響があった。

もっと局地的…新潟市でも「液状化現象」による被害が西区を中心に発生、それは道路の亀裂、陥没、水道管損傷による断水にとどまらず、住宅が傾く事例も起きた。少なくとも900棟以上が被害を受けているが全体像はまだわかっていない。

 

そもそも地震の被害として「液状化現象」がクローズアップされた発端は60年前…僕が生まれた1964年の「新潟地震」だ。

当時記録された最大震度は5…と言っても現在の「5弱、5強」という区分がなかった頃の値。

 

その後、中越地震(2004年)、中越沖地震(2007年)、さらには東日本大震災(2011年)などがあったが、いずれも新潟市で記録された最大震度は4だったから5を記録するのは60年ぶり…のはず。

 

だから僕にとっても「経験がない」揺れだったことになるのだが、市役所、区役所等に設置された地震計のうち、僕の居場所に近い場所で記録された震度は4だった。

 

それ故か、僕の近隣では被害はほぼなかったようだが、マグニチュード、震度、震源からの距離など数値的データだけでなく、地質や地盤の違いが揺れの大きさや被害の程度に違いをもたらすことを今回は改めて実感した。

 

 

 

 

こんな時に音楽の果たす役割とは…心をほぐす、気力を持ち上げてくれることではないだろうか。

 

その例のひとつは中越地震の後の平原綾香 "Jupitar" 。

 

 

これが長岡花火「フェニックス」のテーマ曲になるわけで。

 

 

東日本大震災の時ならば、DREAM COMES TRUE の "何度でも" が地震発生後1週間で最もラジオのオンエア回数が多かったという記録がある。

 

 

今回の地震の起きた後、輪島や珠洲(どちらも足を運んだことがある)の惨状をTVで目にして真っ先に頭に浮かんだ曲が "Re方程式" だった。

 

だからと言って世の中で ”Re方程式" が ”Jupitar" や "何度でも" に匹敵はしないかも知れないが、僕にとっては同じ役割を持ってくれそうな気がする。

 

 

そしたら明日はもう一回 最初からもう一回

誰もいないけどもう一回 もう一回

変わったと思っていた 最初からそうだった

それでも明日をもう一回 もう一回

 

 

実質的にひとりきりの生活になった今だからこそ…もう一回。