TOTO 来日公演 日本武道館に行ってきました! | みっきーの きままな音楽生活 70's-80's LIGHT & MELLOW GROOVE

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皆さん、こんにちは。

さて、昨年おおいに盛り上がって早くもDVD/Blu-rayなどが日本先行でオフィシャルリリースされたTOTOのデビュー40周年記念ツアー

『40 TOURS AROUND THE SUN』

2月14日、広島公演から日本ツアーがスタートし
一昨日の2月20、私は日本武道館公演に行ってきました!

2018年、デビュー40周年を迎えたTOTO。

それを記念して発売された40周年記念ベストアルバム
『40 TRIPS AROUND THE SUN』

単に40th Anniversary としないタイトルが彼ららしいです。

地球が太陽の周りを40回で40周年。

新曲4曲入りのこのベスト盤のタイトルをモジったツアータイトル。

今回こそは!と思っていた VIPチケットは取れませんでしたが、
グッズの先行販売で並んでいたときに、リハーサルの音が音漏れで聞こえてきて、もう、私はそこで既に笑みが止まらないくらいでした。
VIPチケットを購入できた方はそのリハーサルの現場にいらっしゃったかと思いますが、私は音漏れから聴こえてきた「DEVIL'S TOWER」だけでも私はテンションMAX(笑)

ところで、私はかなりの晴れ男です。
その日は比較的温暖で、前日の雨もやんで、本当に良かったです。
ライブ終了後にまた雨が降ってましたが、TOTO好き仲間さんたちと触れ合って、帰る頃にはやんでいました。
やっぱり私は晴れ男です(笑)

さて、本題のライブのこと。

私は敢えて自分の座席を事前にネット等で武道館の座席表を確認せず会場に入りました。
当日の楽しみにと思って。
実際入場してみると、素晴らしい座席で、そこからの眺めはこんな感じでした。


スマホでズームなしで撮ったので、写真ではすごく遠くに感じますが実際はもっと近くに見えます。
南側のスタンド席1階のほぼ真ん中。
最高!
誰とは言いませんが、某有名人が近くの席にいらっしゃいました。
ビックリ!それもまた思い出です。

私が自由にコンサートに行けるようになった大学時代。
初めてコンサートに参戦したのが、TOTOの1999年の大阪公演でした。
それ以降のTOTOの来日コンサートは必ず参戦しています。

TOTOというバンドにはいろんな歴史があります。

今回の来日公演に参戦しての感想は?と訊かれたら、
正直、一言では言葉にできません。
中田さんの書いたオフィシャルのレビューにも同じことが書かれていましたが、
「感無量」
この一言が一番しっくりきます。

演奏が最高なのは、プロのセッションマンの集まりなので当然ですし、エンターテインメントとしてもプロなので当然毎回その点には感動しますが、それ以上の感情が、今回のツアーでは感じました。


もし自分がTOTOメンバーの誰かだったら、どんな気持ちで今、ライブをやっているのかとか想像すると、
『絆(きずな)』『愛』を感じずにはいられません。

彼らはハイスクールバンドから始まり、高校時代から既にプロのセッションミュージシャンとして活躍してきたメンバーで結成されたバンドです。
ボズ・スキャッグスの超名盤『シルク・ディグリーズ』でのレコーディングをきっかけに1977年に結成され、翌年1978年にデビュー。
デビューアルバム発売前から凄腕セションメンたちによるバンドということで期待されていたTOTOです。
そんなデビュー作『TOTO~宇宙の騎士』からは名曲「Georgy Porgy」が今でもサンプリングネタに使用されたり、カバーされたりしていますし、こんなサウンドはTOTOにしか作れない唯一無二の作品です。

ソウル、ジャズ、ブルース、ファンク、何でもこなせるプロ集団。

だからこそ、ジャンル問わずのレコーディングセッションに引っ張りだこだったわけです。
名盤の影にTOTOメンバーあり。

時代の一歩先を行くアイデアを実現してきたTOTOです。

1982年のアルバム『TOTO IV~聖なる剣』ではグラミー賞主要部門全部門制覇を果たし絶頂を迎えました。
大ヒットシングル「アフリカ」はワールドミュージックなんて言葉がない時代にアフリカンビートを取り入れ、リズムトラックのテープを輪にしてループさせてそれに合わせて演奏するという、当時は画期的だった(デジタル技術によって今では珍しくない)手法を取り入れた大胆な試みでした。

その後、度重なるメンバーチェンジなどもありましたが、
1992年、バンドリーダーでありカリスマ・セッションドラマー、ジェフ・ポーカロが38歳で急逝したことがバンドとして、また音楽業界的にも大きなショッキングな出来事でした。

ジェフのドラムは唯一無二で、彼をレコーディングに起用できたならその作品はその時点で完成したも同然と言われたくらい、一発で最高の、彼にしか成しえない演奏ができてしまう天才でした。

2007年にはその弟で2代目ベーシストあるマイク・ポーカロが難病ALSでベースを弾けなくなり、
結成当時からのオリジナルメンバーがジェフ亡き当時、リーダーとなっていたギター、ヴォーカルのスティーヴ・ルカサーだけになってしまったことでTOTOとしての存在価値を彼自身悩んだあげく翌年2018年には無期限活動停止宣言がありました。

その後、マイク・ポーカロの医療費や難病ALSの治療法研究開発費を稼ぐための再結成があったり、ALS患者や研究者を応援するイベントとして流行したアイス・バケツ・チャレンジをステージでやってみたり。

彼を救うためにバンドは全力でした。

残念ながら結局マイクは助からず2015年に他界しました。
『TOTO XIV』リリース直前でした。

TOTOというバンドは、家族同然、いや家族以上の絆で結ばれており、
このように栄光から深い悲しみいまで、いろんな歴史がありました。

2代目ヴォーカリストのファーギー・フレデリクセンも、2014年にC型肝炎からの肝臓癌にて死去。

これらの深い悲しみ・喪失感を乗り越えて、
今ここに、精神的強さとセッションマンとしての腕が絶頂となっているTOTOを40周年(41年目突入)の今を生きるTOTOをこの目で見ることができたということがまず、素晴らしい経験でした。
毎回ライブではMCの際に、亡くなったメンバーたちへのメッセージが語られますが、40年の節目。
いろいろ、感慨深かったです。

彼ら自身がおおいに影響を受けたビートルズでさえ10年続かなかったのに自分たちのバンドが40周年を迎えられるとは結成当時には思っていなかったとギターのスティーヴ・ルカサーは前日のトークイベントで語っていました。

いろんな角度から見て意義のある40周年ツアー。
私は、公演中、興奮と笑顔の中、涙しました。
理由は自分でもよくわかりません。
TOTOに限らず音楽を聴いてると演奏の素晴らしさで涙が出ることもありますし、うれし涙というのもあります。音が気持ちよすぎて涙が出ることだってあります。
TOTOの『歴史』とメンバー同士の『絆』『愛』これまで以上の『本気』を感じました。
そして、演奏を心から楽しんでいるんだなってのもすごく伝わりました。
演奏することが好きでしょうがないセッションマンの性(さが)も感じました。

今回病のため日本ツアーに参加できなかったデヴィッド・ペイチが前日に彼らに送ったメッセージは、「自分はいないけどとにかく盛り上げてきて」というものだったらしいです。

そういう事前情報などがあったのもあり、
私にとって感慨深い来日公演となりました。

来日公演メンバー
Steve Lukather(G,Vo)
Steve Porcaro(Key)
Joseph Williams(Vo)
Shem von Schroeck(B,Cho)
Shannon Forrest(Dr)
Lenny Castro(Perc)
Dominique "Xavier" Taplin(Key)
Warren Ham(Cho,Sax,Flute)

最近では、
日本でもSNSが普及した近年の音楽コンサートはスマートフォン・携帯電話に限り撮影OKな公演がかなり増えました。
TOTOもそうです。
撮影物はだいたいSNSに投稿されるので宣伝効果もあり、ファン同士のSNSでの盛り上がりがあるからではないかと思います。

今回、私は自分のスマホにドンキで購入した安価な望遠レンズを装着して撮影してみました。
使用したスマホはSONYのXPERIA X Performanceです。

この望遠レンズを付けるとどうもスマホのデジタルズームを併用していない時には穴から覗いたみたいになってしまうようです。。。

今回は、動画に挑戦。

以下に、撮影順に掲載しますが、

本体の温度上昇で録画が止まったりメモリ容量の関係で
全曲は撮影できていません。



まずは、オープニングの暗転からの動画。

1. DEVIL'S TOWER (from "OLD IS NEW" 2018)
2. HOLD THE LINE (from "TOTO" 1978)
3. LOVERS IN THE NIGHT (from "TOTO IV" 1982)
3曲続けてどうぞ。


5. I WILL REMEMBER (from "TAMBU" 1995)


6. ENGLISH EYES (from "TURN BACK" 1980)
7. JAKE TO THE BONE (from "KINGDOM OF DESIRE" 1992)
2曲続けてどうぞ。


8. ROSANNA (from "TOTO IV" 1982)
1982年グラミー賞を総なめしたTOTO最大ヒットアルバムからの定番ナンバー。


10. HUMAN NATURE (originally)
TOTOがマイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』へ提供しバックの演奏も担当した、あの名曲の自作自演!
それから
11. I'LL BE OVER YOU (from "FAHRENHEIT" 1986)
2曲続けてどうぞ。


14. GIRL GOODBYE (from "TOTO" 1978)
いきなり2曲も飛んでしまいますが、スマホ温度上昇で冷却してました。
デビューアルバムから、ロックナンバー!


15. LION (from ISOLATION" 1984)
1992年、中学生だった私がTOTOを知りファンになるきっかけとなった出逢いとなった思い出深いアルバム『アイソレーション』から意外な選曲で、"LION" です。
※ なぜかこの動画だけオフィシャルで発売済みのアムステルダム公演のDVD/Blu-ray/CDの音源(コンテンツID)と一致という「誤認」により全世界でブロックがかかっておりましたが、異議申し立てを行い、本日解除されました。(2月24日)
それだけ、完璧な再現ができるバンドだということです!




17. WHILE MY GUITAR GENTRY WEEPS (from "THROUGH THE LOOKING GLASS" 2002)
18. MAKE BELIEVE (from "TOTO IV" 1982)
TOTO結成25周年でリリースされた初のカバーアルバムから、彼らが尊敬するビートルズのカバー「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」
『TOTO IV~聖なる剣』から「MAKE BELIEVE」。
2曲続けてどうぞ。


19. AFRICA (from "TOTO IV" 1982)
説明不要の代表曲。撮影できた最後の動画です。



私の動画撮影に関して、1984年、TOTOが音楽を担当したデヴィッド・リンチのSF映画『DUNE~砂の惑星』のテーマソング "DUNE~Desert Theme" が録画開始後に本体温度上昇により数秒で録画ストップしてしまったのが残念でした。
これをフルで演奏するというのはかなりレアなのですが。
見たい方は、アムステルダム公演のDVD、Blu-rayを買って観てみてくださいね~。

そちらは音も映像も当然こんなスマホ動画とは比較にならない超ハイクオリティなので、これは超絶オススメです。
今回、病で来日できなかったDavid Paichもいますしネ。

以下、日本武道館公演のセットリスト。

SET LIST
1. DEVIL'S TOWER (from "OLD IS NEW" 2018)
2. HOLD THE LINE (from "TOTO" 1978)
3. LOVERS IN THE NIGHT (from "TOTO IV" 1982)
4. ALONE (from "40 TRIPS AROUND THE SUN" 2018)
5. I WILL REMEMBER (from "TAMBU" 1995)
6. ENGLISH EYES (from "TURN BACK" 1980)
7. JAKE TO THE BONE (from "KINGDOM OF DESIRE" 1992)
8. ROSANNA (from "TOTO IV" 1982)
9. GEORGE PORGY (from "TOTO" 1978)
10. HUMAN NATURE originally
11. I'LL BE OVER YOU (from "FAHRENHEIT" 1986)
12. NO LOVE (from "MINDFIELDS" 1999)
13. STOP LOVING YOU (from "THE SEVENTH ONE" 1988)
14. GIRL GOODBYE (from "TOTO" 1978)
15. LION (from "ISOLATION" 1984)
16. DUNE (from the movie "DUNE" 1984)
17. WHILE MY GUITAR GENTRY WEEPS (from "THROUGH THE LOOKING GLASS" 2002)
18. MAKE BELIEVE (from "TOTO IV" 1982)
19. AFRICA (from "TOTO IV" 1982)
-- Encore --
20. HOME OF THE BRAVE (from "THE SEVENTH ONE" 1988)


会場でのグッズ販売に関して。


まずは必須のツアーTシャツ。

4,000円

前回も販売された「TOTO IV」Tシャツ

4,000円

名曲「アフリカ」のシェイプドピクチャー盤レコードのデザインをそのままプリントした黒Tシャツ

4,000円

ツアーパーカー

7,500円

キャップ

3,500円

タオル

1,500円

アルバム「TURN BACK」ロゴデザインのマグカップ

2,000円

トートバッグ

1,500円

これだけは押さえたいツアーパンフ

2,500円

バルブヘッド(フィギュア)
ネタ的に面白そう

10,000円

スティーヴ・ルカサー自伝書

3,000円


以上です。

オマケ

武道館公演のフライヤーの裏面は
『40 TRIPS AROUND THE SUN』
広告となっていました。
















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